私のおすすめは、各線「高田馬場」駅と西武新宿線「下落合」駅、東西線「落合」駅の中間(どこからも遠い)にある『傘亭(かさてい)』です。ご存じの方は、新宿区小滝橋交差点近く、と申し上げたらよいでしょうか。早稲田通り沿いです。

特徴は、営業時間が12時10分~蕎麦売り切れ終了(だいたい夕方17時くらい)までという、なんとも商売ッ気があるのか不明な半端なところ。

それ以上に、豊富かつ珍しい旨い酒がおいてあり、酒の当ても充実してます。夜もいい感じにやっていける店だと思うんですが、夕方には閉まっちゃいます。肝心の蕎麦ですが、店主のうんちくが店内に貼られているほどこだわりが深い店。

かえし(そばつゆ)の安定度は抜群、蕎麦はその日のコンディションにより最高に上手い日と、まあ美味いんじゃないって日があります。美味くない日はないです。
ちなみに杉浦日向子さんのお気に入りの店でもあったようですよ。

客を選ぶ店といったらいいんでしょうか、ハマる人はハマる、嫌気がさす人は二度と行かない、そんな店です。蕎麦食いとして自分が試されてるような、そんな気分です。ただ私には嫌な緊張感ではないです。昼間っから充実した当てでごっつい旨い酒を飲み、締めにとことん美味い蕎麦を食う。それにはもってこいです。

初めて行く方は通りすぎてしまうかもしれない、こじんまりとした小料理屋のような外観や、頑固でとっつきにくいと言われている(私はそう思わないけれど)店主が醸しだす緊張感、綺麗とは言いがたい店内など、ハードルは少し高めですが、一見ならぬ一食の価値はあり。

ちなみに仕入れにこだわりすぎているのか、通常の蕎麦屋でサッと食う予算では収まりません。蕎麦だけならそんなではないんですが、酒を飲んで当ても堪能してしまうからかもしれません。美味いんでついつい飲んでしまうんですよ。

そういうわけで、こだわり店主の目が行き届く店内の雰囲気で、写真はありませんが、いろんなグルメサイトには勇者が撮った写真が多少載っています。あ、たまに店主の気まぐれか、客との相性なのか、店主の蕎麦ウンチク講座が滔々と始まることがあります。それもまた一興です。


■傘亭(かさてい)
住所:東京都新宿区高田馬場3-33-5
営業時間:12時10分~売り切れまで
定休日:金曜日(たまに他の曜日でやってない日もある)
席数:10席程度
地図:Yahoo!地図
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