前傾機能のプラスチックチェアという新しいカテゴリー
この椅子はこのような機能を初めて耐久性、費用対効果の高いプラスチック素材を用いて作られています。環境面にも配慮し、製造に使用される素材は100%リサイクル可能なプラスチックなのです。椅子の原型的フォルムをプラスチック射出成形で表現し、スタッキング(積み重ね)機能を備えています。「Tip Ton」は、前傾機能とスタッキングを融合したプラスチックチェアとして新しいカテゴリーを作り出したのです。今後この同様の椅子開発が楽しみなカテゴリーとなるでしょう。現代の学習環境に提言する椅子
椅子をデザインしたデザイナーはBarber Osgerby。Edward BarberとJay Osgerbyのユニット。ふたりはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで建築を学び、当時から家具デザインや建築プロジェクトを共に手がけています。Vitraとの初のプロジェクトでは、現代の教育コンテンツとダイナミックな学習環境には新しい家具が必要だと提案し、2009年からスタートしました。様々なデザイン賞を受賞している「Tip Ton」がこのプロジェクトから誕生したのです。
■ 「Tip Ton」データ
SIZE:W509×555×786/SH462
Material:Polypropylene
Price:\27,300(税込)
……………………………………………………………………………………………
■今回の関連リンク
→hhstyle.com
→ 【石川尚の気になるデザイン】
バックナンバー
・暮らしのデザインメールマガジン「ファニマガ」登録(無料)はこちらから!
★ガイドのエピソードが満載のインタビューはこちらから!
☆掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。
Copyright(c) 2012 イシカワデザイン事務所 (ISHIKAWA DESIGN OFFICE) All rights reserved