宝塚音楽学校
宝塚音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団に入団してからも、“団員”などではなく“生徒”と呼びます。
劇団内の稽古場は“○○スタジオ”“○○稽古場”などではなく“○○教室”と呼びます。
生徒たちは演出家をはじめスタッフを“先生”と呼び、敬語を使います。
入団して舞台に立つようになってからも試験があります。
先輩・後輩ではなく“上級生”“下級生”と言います。
まるで学生のようなこれらの伝統は、学校と劇団が一体化していた頃の名残り。そして、舞台に立つようになっても、常に学ばなければいけないという精神からです。
宝塚音楽学校といえば、「女性の軍隊」などと呼ばれるほどその厳しさに定評があります。
厳しさの中、校訓「清く正しく美しく」を胸に、技を磨き、心も磨く……。多くの観客を魅了させる舞台を作るための心持は、名称は変われども、今も昔も同じです。
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