ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

「お金持ちから税金をとれ」に反対する理由(2ページ目)

「お金持ちにはもっと課税すべきだ」という意見があります。あくまで個人的な考えですが、私は、その考え方には反対です。なぜなら、努力し成功した人を尊敬し称えられない国家は「社会主義」と同じで、衰退するしかないと考えているからです。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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努力した人が報われる社会こそが「夢のある健全な社会」

現在お金を稼いでいる人が、過去に何を乗り越えてきたのかを想像すれば、そんなことは軽々しく言えません。「努力した人が報われる」社会こそが健全ではないでしょうか。努力が報われないとすれば、成功しても社会から叩かれるとすれば、まったく夢のない社会になってしまいます。全員一着でゴールするオリンピックに誰が参加したいでしょうか。そんな競技を誰が見たいでしょうか。

「弱者切り捨てだ」と言う人もいますが、むしろ逆です。努力して成功する人が増えれば、結果として税収も増え、弱者保護の資金もより多く捻出できるはずです。底上げも重要ですが、伸びることができる人には、もっと伸びてもらう。
嫉妬せず、努力して成功した人を称える。そうすれば、「がんばれば、自分もあんなふうになれる」という夢があふれ、活力ある日本になるのではないでしょうか。

そして私たちにとってもっと重要なことは、そうした気持ちを持つことにより、素直に成功者のノウハウを吸収できるということです。
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