マイナーチェンジではとどまらない進化ぶり
では新「彩速ナビ」のプロフィールを。基本形は先代「彩速ナビ」をベースとした車載スペックSSD搭載のメモリーAVナビで、モニターは高精細なVGAの7型ワイド。内蔵地デジチューナーは12セグ+ワンセグのフルセグ対応4チューナー×4アンテナ・タイプだ。MDV-737DTとMDV-535DTの2モデルあり、両機の違いはまずメモリー容量。MDV-737DTが16GBなのに対し、MDV-535DTは8GBだ。そのため、収録した検索データも若干違っていて、MDV-737DTには観光ガイドデータが収録されている。またMDV-737DTはSSDの空き領域に、CDの音楽をリッピングできる。
さらにBluetoothを内蔵している(MDV-737DT)か否(MDV-535DT)かも異なるし、MDV-747DTはUSBを2口装備しているのに対して、MDV-535DTは1口。このあたりが、違う部分でほかはほぼ同じと思っていい。
鮮明な映像と操作レスポンスの良さは先代ゆずり
彩り鮮やかなメリハリのきいた地図と、コンポーネント接続&プログレッシブ処理により、発色が良く階調もきめ細かい映像は先代「彩速ナビ」譲り。2画面機能も搭載しているし、新モデルはYouTubeの動画をカーナビの画面で見られるようにもなった。全国の主要道路140万カ所の傾斜データと新開発の3Dジャイロセンサーを収録したことで、自車位置の測位性能が大幅に向上したのも進化したポイント。
ほかにも、独自開発のアプリを使用することでAndroidのスマートフォン内の音楽をiPod+iTunes感覚で使えたり、新DSPの搭載で、デジタルタイムアライメントや13バンド・イコライザーなど、多彩なサウンド調整機能を使えたりと、サウンド面も進化。マイナーチェンジに見えるが、実は新「彩速ナビ」は、先代「彩速ナビ」のユーザーが悔しがること必至なくらい、大きく進化している。
【関連リンク】
・ケンウッド・カーナビゲーション
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