テクノポップ/アーティストインタヴュー

レコライド~mp3の断末魔(3ページ目)

テクノとポップとパンクが同居したレコライド、aorizm recordsからついに意味ありげなタイトルのデビュー・フルアルバム『mp3の断末魔』を4月4日にドロップ! リリースを記念して、佐々木喫茶さん、たったさん、ハシモトユウヤさんの三人の登場いただきました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド


元メンバーのFQTQさん

ガイド:
最新のレコライドの公式ページを見ると、3人のようですが、以前All Aboutにも登場いただいたFQTQさんもメンバーだった時期があるみたいですね。

喫茶:
そうですね。と言うか彼がいなかったらレコライドは1年くらいで終わってたんじゃないかなと思うくらい重要な存在でしたよ。別にすごい演奏をするわけじゃないんだけど、何だろうな、存在感があるわけでも無いんだけど…

たった:
いい意味で普通というか(笑)。私にとっては成長を見守ってくれていたお兄ちゃんみたいな存在です。私はレコライドが初めてのバンドなんですけど、FQTQさんがいなかったらすぐに挫けて辞めてたと思いますね。最終的にお互いにやりたいこと突きつめない?という感じで去年の9月に脱退したんですけど、年明けに初めて対バンする機会があって。今の私たちを見てもらえて嬉しかったし、会うとホッとするというか。今でもいい関係が続いてます。

デビューアルバム

ガイド:
mp3nodanmatsuma

mp3の断末魔

では、アルバム『mp3の断末魔』についてさらにお伺いします。
2009年のデビュー・ミニアルバム(でも8曲も入っていますね)『絶叫みだれラリーランド』から1年以上経って、満を持して今回のアルバムを出された感じですね。フルアルバムを制作するにあたって、特に意識した事はありますか?

mp3の断末魔 (Amazon.co.jp)

喫茶:
前回のミニアルバムは自分でも良くわかってないレコライドっていうバンドを、メンバーと周りのスタッフで作っていった感じだったんですが、今回はちゃんとレコライドをわかった上で作ったアルバムですね。当時(2009年)は、ここまで早い曲をやろうとは思ってなかったし、成立しない気がしてたんですね。対バンとかを見ても。
でもまあ3年やってきて、「破壊」と言う役割じゃ無くても「レコライド」という存在が成立してきたと言うか… 他に合わせる必要は無いなっていう、自信がついたんです。だからすごくナチュラルなアルバムですね。等身大です。意識した、という点ではFQTQが抜けた分、そこを補うんじゃなくてさらにもう1音減らしてみよう、って事ですね。最初のアルバムと聞き比べてもらうとそこがわかると思います。
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