パナソニックも8型大画面ナビ市場に参入
このストラーダLシリーズ、第1弾は日産セレナ専用のCN-L800SEDとホンダ・ステップワゴン専用のCN-L800STDの2機種(ともにオープン価格)。今後も対応車種を増やしていく予定だという。一般的なクルマのカーナビ装着スペースは幅178ミリ、高さ100ミリの2DINサイズ。このスペースに収まる画面サイズは7型ワイドがぎりぎりなので、8型ワイド大画面を装着するには、画面周囲のパネルを含めて車種専用設計が必要だ。
こうして生まれたのがアルパイン・ビッグX。ナビ本体周辺のパネルやブラケット等の取付キットをパーフェクトフィットとして車種別に開発し、多彩な車種への取付けを可能にしている。
それをさらに進化させたのがストラーダLシリーズ。ビッグXの場合、ナビ本体は1機種で、周辺のパネルによって車種別に対応しているのだが、ストラーダLシリーズは、操作キーまで含めて車種別専用設計の一体デザインなのだ。
操作キーまで車種別専用デザイン
セレナ用とステップワゴン用を見比べてみるとわかるが、画面両端のボタンの形状がまったく違うし、セレナ用がパネル側に操作キーを配置しているのに対して、ステップワゴン用はディスプレイと操作キーが一体化している。完全に車種別にデザインしているのだ。開発に手間がかかるため、今のところ対応車種は2車種に限定されるが、インパネとの一体感は抜群によく、まるで純正ナビのようなフィット感。パネルの質感も、イルミネーションの色も、元々のクルマに合わせてある。しかも、パネル一体で販売されているので、車種別パネルとナビ本体が別々に売られているビッグXより、取付けの手間がかからない。
対応車種の多さではビッグXに軍配があがるが、セレナとステップワゴンのオーナーは、どちらを選ぶか迷うところだろう。ビッグX用のパーフェクトフィットも、セレナ用、ステップワゴン用ともに用意されている。