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30代の「老後のお金不安」を消すには?

まだ30代にもかかわらず、老後が心配という奇妙な発想をする人が増えています。この問題は考えるだけムダです。今の30代が老後を迎えるころには、現在の社会保障制度は崩壊し、まったく新しいものになっている可能性が大きいからです。不安を払拭する私なりの考え方をご紹介します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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30代の人が抱く「老後のお金の不安」は考えるだけムダ

まだ30代にもかかわらず、老後が心配という奇妙な発想をする人が増えているそうですが、考えるだけムダです。なぜなら今の30代が老後を迎えるころには、現行の社会保障制度は崩壊し、まったく新しいものになっている可能性が大きいからです。

自分の老後に備えようなどと考えたとしても、今から30年後や40年後の未来がわかるはずもありません。そんな心配をするヒマがあるなら、もっと今を充実させることです。といっても心配で仕方がない、という人に、不安を払拭する私なりの考え方をご紹介します。それは、夫婦共働き・生涯現役をモットーとして生きることです。

将来は夫婦共働きがスタンダードになる

サラリーマン人口の減少とともに、戦後に急増した「専業主婦」という形態も減少し、戦前までそうであったように、夫婦共働きがスタンダードな形態になるでしょう。夫婦で働いて稼ぎ、世帯全体の収入を大きくしていくことが、不安を払拭する有力な手段です。二人でしっかり稼いで、生活費の不安がなくなれば、老後の不安も減りますし。お互いに相談しあえる場面も増えるでしょう。それに、専業主婦(主夫)として何年も仕事を離れて自宅に引っ込んでしまうと、再就職のハードルも高くなります。変化の激しい今の時代、5年も家庭に引っ込んでまうと、まともな給与で雇ってくれる会社は見つかりにくくなります。

もちろん、子育てとの両立は大変で、都市部は待機児童の問題があるんど言うほど簡単ではありませんが、家事なんて多少手を抜いてもいいでしょう。そのためにも、夫婦お互いが理解し協力しあい、共働きができる環境作りを作っていく必要があります。母子の健康が守られる範囲で、ぎりぎりまで働き、なるべく早く仕事に復帰し、夫婦共働き状態をできるだけ長く続ける、あるいは続けられるような仕事を選ぶことがひとつの方法です。

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