一人暮らし/一人暮らしの防犯・防災

アンケートで聞いた。一人暮らしの震災体験と防災対策(3ページ目)

未曾有の大災害となった東日本大震災から間もなく一年が経とうとしています。今回、一人暮らしのみなさんに震災時の状況やその後の防災への意識や対策についてのアンケートを行いました。もう一度あの日のことを振り返り、防災を心がけるきっかけとなれば幸いです。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

その後自宅や勤務先で何か防災対策をしましたか?

水

水や食料をはじめ、いざというときの備えを具体的に意識するようになった人が多くいました

大きな被害がなかった地域でも計画停電があったり、食材などが手に入りにくい時期があったりと、実際に不便な体験したことで一人暮らしでも備えに対する意識は高まったようです。災害が起こったときのことを具体的にイメージし、それに合わせた備蓄や耐震対策を行った人が多いようでした。

ただし、アンケートをお願いした1月時点で「正直4月くらいは備えをして、食糧を備蓄していましたが、いまではすっかり」という人も。この機に改めて身の回りの防災対策を見直してみませんか。

■備蓄したもの
・普段から、避難グッズをリュックサックにまとめている。中身は水、レトルトのおかゆ、はきつぶしたスニーカー、ラジオ、懐中電灯、電池、マスクなど。

・手回し充電できるLEDライト付きラジオ、水を入れることのできるポリタンクを購入。

・震災グッズを完備。食べ物や水がなくなったので、水だけはいつも切らさないように心がけています。また、キャンドルと、懐中電灯も購入しました。

・簡易トイレと飲み水を常備しました。防災セットも検討しましたが、東京都区内でそれが本当に必要になるような事態だと、おそらく徒歩で他県に逃げたほうがいい状況だと考えたので、買っていません。

・電気が止まっても大丈夫なように、ガスコンロのガスを多めに用意。水があれば食べられる非常食などを保管しています。携帯電話の電池式充電器を用意しました。

・リュックに防寒用具や懐中電灯、非常食、ヘルメットを用意しました。

・会社に水と少しの食糧、移動手段として折り畳み自転車を用意しました。家には若干の現金(10万円)を念のために置いてある程度です。私の家には以前からお米がたっぷりあり、食糧は確保できています。

・非常食や懐中電灯などを用意していなかったので、すぐに買い物に行って水、インスタントラーメン、ホッカイロ、タオル、電池などをリュックに入れました。すぐに逃げられるように、ベッドのそばにスニーカーを置くようにしました。

■室内の耐震対策
・寝ているときに地震が起きたとき、何かが落ちてこなそうな方向に頭を向けて寝るようにしました。

・物が倒れてこないか、確認しました。

■情報の確保
家族には、SkypeとGmailを取得してもらい連絡手段を広げた。

次は、ご近所づきあいなど生活の変化について聞きました>>

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