全世界における1年間の
交通事故死亡者は130万人!
WHOが09年に刊行した「Global status report on road safety」
09年当時の統計では交通事故による死者は年間130万人で推移しており、その後WHOは「対策を取らなければ2020年までに190万人に達する」と警鐘を鳴らしています。
また死亡事故はアフリカ、中東などの低・中所得国が90%を占めています。これらの地域は10万人当たりの死亡者数が32.2人と最も多く、最も低いヨーロッパの13.4人の2倍以上です。ちなみに車両の数は世界全体の48%ということですから、少数の車が頻繁に死亡事故を起こしていることになります。
海外では車に乗らないから大丈夫?
実は歩行者が危険です!
世界の交通事故死亡者、年間130万人のうち、その半数が歩行者、自転車、バイクに乗った人であることがレポートされています。車に搭乗している人への保護対策が進んだ現れとも取れますが、国ごとの交通ルールの違いも要因の一つです。事故を引き起こすリスク要因と規制の実情は以下の通りです。
・血中アルコール濃度0.05g/100ml以上を飲酒運転として規制している国…50%以下
・市街地域に速度制限がある国…30%以下
・バイクのヘルメット着用義務付け…90%以上
(ただし、同乗者にも義務付けは…約40%)
・シートベルトの着用義務付け…約57%
(ただし、低所得国では…約38%)
・チャイルドシートの義務付け…約50%
日本ではすでに当たり前になっている交通ルールですが、特に低所得国では規制が行われていない現状があるようです。
世界のワーストワン交通事故大国は?>>>>>>>>>