円高・世界経済の不安定さが家計の貯蓄にも影響を与えた

金融資産残高が減少した理由のベスト3を、回答率の高い順に並べると次のとおりでした。

・1位
「定期的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから」 43.3%
(前年54.2%)
⇒回答率は高いものの前年よりは10%以上減少しています。

・2位
「耐久消費財(自動車・家電等)購入費用の支出があったから」 29.1%
(前年29.1%)
⇒クルマやテレビの買い換えの時期で、貯蓄を取り崩して支払ったという内容なので、衝動的な買い換えでなければあまり問題はないです。

・3位
「株式、債券の価格の低下により、これらの評価額が減少したから」
 29.0% (前年13.9%)
⇒この回答は昨年の13.9%が倍以上まで跳ね上がっていますので、気になる点です。昨年の欧州債務危機や円高などで株安・外貨安などで、家計の金融資産の低下に大きく影響しました。

お金が貯まる家計を目指して

貯蓄

貯める家計は経済状況が厳しくても着実に財産を増やしている

前述の状況により、下記の金融資産が減少したのは仕方がない・・・と考えてしまうかもしれませんが、実は金融資産を保有している世帯だけの金融資産の平均額は、2009年が1,478万円、2010年が1,542万円、2011年は1,659万円と着実に増加しています。

預貯金など金融資産がある家計はさらに財産が増え、預貯金がない家計は年々厳しくなっている状況が伺えます。預貯金などの家計の金融資産は2極化し格差が広がっています。

下記のようなことを意識したり、家計のお金に関する仕組みを変えるだけで、お金が自然に貯まる家計に変わることもあります。

・優先順位を再確認(教育・マイホーム・日々の生活・セカンドライフ)
・家計の使途不明金を退治する
・ムダな生命保険のシェイプアップを行う
・収入と支出を金額で確認してバランスを意識する
・昔のように十分な年金があてにできないことを踏まえて着実に老後資金を作る
・預金以外の金融商品についても知識をつけ、必要に応じて活用する

家計改善や財産づくりができる余地はほとんどの家庭であります、がんばりましょう!
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