貯蓄ゼロ世帯が増えて、貯蓄の平均額も減少

家計

昨年の欧州債務危機と円高は家計の貯蓄にも影響を及ぼした

金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査」(2011年)の結果を2月に発表しました。

その中で特に目をひいたのは、預貯金や株式などの金融資産を「保有していない」という回答の割合が、例年と比べて著しく増加したことです。過去5年間の状況は次のとおりです。

【金融資産保有額ゼロの割合と主な世界経済の動き】
・2007年 20.6%(サブプライムローン危機で株価が不安定に)
・2008年 22.1%(リーマンショックで世界の株価急落)
・2009年 22.2%(リーマンショックが実態経済にも波及)
・2010年 22.3%(ギリシャ問題)
・2011年 28.6%(欧州債務危機・戦後最高の円高)

100年一度の危機と言われたリーマンショックの際にも22%台で持ち堪えていた貯蓄ゼロ割合が、昨年は一気に約1.3倍の28.6%まで急増しています。

家計の金融資産の保有額も、一世帯当たり平均額(金融資産を保有していない世帯を含む)が前年の1,169万円より19万円減って、1,150万円となりました。何が要因になったのでしょうか?