良いモノを長く使うのがいい?
安いモノを使いまわすのはモッタイナイ?
■良いものを長く使うのは理想。でも……『いいものを長く』とよく言うけれど、それはライフスタイルがきっちりと固まっている人だからこそ言える場合も
でも、一人暮らしの場合、その後短期間でライフスタイルが大きく変化することも少なくありません。例えば、今の暮らしに合わせて家具や家電などをこだわって買っても、結婚したら用をなさなくなってしまうこともあります。また、何より初めての一人暮らしの場合、モノ選びの経験ゼロ、もしくは不足していることがよくあります。
一人暮らし前に高いお金を出して良いものを揃えても、実際の生活にそぐわず使わなくなったというのは家電や調理器具などの購入によくある失敗。特に親御さんの意見を大きく取り入れて買い物をしたときに、そんな失敗も多いようです。家族向けと一人暮らし向けではモノの選び方が違います。
■一人暮らしには安物買いもアリ!
特にキッチン回りはライフスタイルとともにモノが変化しやすい。一人暮らしなら100円グッズだけでも事足りてしまうことも
初めての一人暮らしには失敗がつきもの。買い物だって「この部屋には大きすぎた」「可愛いと思ったけれど、部屋の雰囲気に合わなかった…」といった失敗を重ねているうちに、だんだんと上手くなっていきます。でも、大きな買い物の失敗はお金の無駄にもなるので、最初から買いすぎない、揃えすぎないことも意識して。部屋をすべてこだわりのもので揃えるのには、当然時間もかかります。少しずつ吟味しながら選び、揃え、焦らず部屋を作り上げていきましょう。
一方、一人暮らし歴も長くなってきたら、モノによって安物買いを避けるのも賢明なこと。「とりあえず」選んだモノに囲まれて暮らすのも寂しいものです。好みやライフスタイルが明確になってきたら、自分の暮らしに合うものという視点からモノ選びをしてみてはいかがでしょうか。
自分の暮らしを自分で作ろう
何もかも自分の思い通りにできる一人暮らしの部屋。でも、その「思い」が自分でもよくわかっていない人がいます。「思い描いていた一人暮らしとは違う」「暮らしにくい」「居心地が悪い」「なんだかよくわからないけど、気に入らない」と思ったら、自分が「どんなモノが好きなんだろう」「どんな収納をしているんだろう」「どんなモノ選びをしているんだろう」と振り返ってみませんか。自分の暮らしは自分で作る。そんなふうに思っていると、一人暮らしはもっと楽しく、あなたの部屋はもっと居心地よくなるのではないかなぁ、と思います。