エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

入力した数式の見直し作業を効率的に行うには(2ページ目)

この記事では、数式の見直し作業に威力を発揮する機能の1つ、「数式の検証」機能を詳しく紹介しています。数式の見直し作業を効率的に行いたいと考えている方、必見の記事といえるでしょう。ぜひ、ご一読ください。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


「数式の検証」ダイアログボックスの使用方法

「数式の検証」ダイアログボックスの「検証」ボックスには、検証対象の数式(選択したセルに入力されている数式)が表示されています。「計算処理が行われる順番」で検証箇所に下線が引かれていくので、「検証」ボタンをクリックして検証箇所の処理を実行し、数式の計算過程を1つ1つ確認していきます。ここでは、下図のような「売上金額の構成比」を算出する数式(売上金額÷売上金額の総合計)を検証していきます。
「数式の検証」ダイアログボックスで検証を進める

「数式の検証」ダイアログボックスで検証を進める



検証箇所が「値が入力されているセル」だった場合、「検証」ボタンをクリックすると、その「セル番地」が「入力されている値」に置き換わります。下図では、構成比を算出する売上金額「2985」に置き換わりました。
「セル番地」が「入力されている値」に置き換わる

「セル番地」が「入力されている値」に置き換わる



検証箇所が「ワークシート関数」だった場合、「検証」ボタンをクリックすると、ワークシート関数の処理が実行されて、関数部分が処理結果に置き換わります。下図では、売上金額の総合計を算出するSUM関数が実行されて、売上金額の総合計が算出されました。
関数部分が処理結果に置き換わる

関数部分が処理結果に置き換わる



すべての計算が終了すると、ボタンの表示は「再び開始」となります。このボタンをクリックすれば、数式の検証を初めからやり直すことができます。下図では「売上金額÷売上金額の総合計」の計算が実行されて構成比が算出されました。
「再び開始」ボタンで数式の検証を初めからやり直す

「再び開始」ボタンで数式の検証を初めからやり直す



続いて、「ステップイン」ボタンと「ステップアウト」ボタン、IF関数の検証について紹介しましょう。次ページへどうぞ!


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます