別荘・リゾートマンション/リゾートクラブ・リゾート会員権

買いやすいリゾート会員権を狙え!(2ページ目)

不況に強いといわれる「会員制リゾートクラブ」。ここ数年の供給状況とともに、これから求められる会員制リゾートクラブ業界の姿を検証してみました。時代とともに買いやすい会員権や使い方に変化が生まれています。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド



新規会員の募集で求めやすい会員権も登場

リゾートトラストでは初期の「サンメンバーズクラブ」募集開始から34年経過した2009年に、減少した会員数の枠内で「サンメンバーズフレックスクラブ」の販売を開始しました。会員権価格は100万円(税込み103万5000円、別途年会費、ルームチャージ、施設利用料あり)で、会員期限は20年。全国23ヶ所の施設で一口につき年間25泊利用できるシステム。通常のエクシブ会員権に比べ、価格の手ごろ感から準富裕層、アッパーマス層の会員を増やしています。

東急ハーヴェストクラブでも、3年間の期間限定で利用できるお試し会員権「プレオーナーズ」システムを展開。価格は263万円(入会金63万円、預託金200万円)と163万円(入会金63万円、預託金100万円)の2種類(年会費必要)。本会員と同じようにすべての施設が、本会員と同じ料金で利用できます。気になる施設がどんな施設か試したいという方に、求めやすい価格設定が受け入れられています。

ポイント制で気軽にリゾートホテルを体験

リゾート会員権のシステムは多彩で「ポイント制」というシステムもあります。シーズン、曜日、部屋タイプに応じて購入したポイントを使い施設を利用するのですが、最近、会員が増えているのがサンダンスリゾート。セカンドカー1台分という100万円前後からの求めやすい価格で国内外のリゾート施設を利用できるのが特徴です。購入時にポイントを購入すれば宿泊費はタダというアメリカのタイムシェアと同じスタイル。ポイント数に応じていろいろな施設が安く利用できるのが魅力です。施設は体験宿泊でどんなところかを確認できるので、若いファミリーを含め大幅に会員数を増やしているというのもうなずけます。

このような普段着的な感覚で使える会員制リゾートは初期費用も少なくしてリゾートを体験できるため、景気低迷が続く状況下でのニーズは今後も高まっていくのではと考えられます。

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