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現行型ミニがいよいよ100万円を切ってきた(2ページ目)

プレミアムコンパクトとして確固たる人気を誇るミニ。デビューから約5年が経ち、いよいよ100万円を切ってきました。見た目は旧型と同じですが、中身はかなり進化している現行型。おいしくなった今がチャンスです。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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乗り心地は旧型よりしなやかで、やさしいものに

搭載されたエンジンは3種類。まず2007年2月の時点では、1.6L直列4気筒ツインスクロールターボがクーパーSに、1.6L直列4気筒がクーパーに搭載されて登場しました。それから約3カ月後の2007年5月に1.4L直列4気筒がワンに積まれて導入されました。いずれもミッションは6MTか6ATが選べます。6AT車はステアリングにギアのアップ/ダウンの変速スイッチが備わります。
ミニ  インパネ

インパネ中央にドンと置かれたスピードメーター。これも一見旧型と同じようですが、現行型ではメーター下部にオーディオスイッチが配されています。また独特のトグルスイッチは旧型より大きくなり、さらに天井部にも室内照明のスイッチとして配置されています


ミニといえば、約40年間も生産された初代の時からスタイルとともに愛されたのが、まるでゴーカートのようなドライブフィール。当然ながら新世代ミニもそのフィールが受け継がれたわけですが、とはいえ旧型は、はっきり言えば硬い乗り心地でした。その分楽しいからよいといえばよいのでしょうが、45歳になった私の体には少々酷であったため、個人的にはクーパーなどではなく、ノーマルの足回りを持つワンが好きでした。

しかしこれが現行型となると、スポーツサスペンションを標準装備とするクーパーSでもいけちゃうのです。旧型と大きく変わっていない足回りを持つにも関わらず、ジワーッとヒターッと踏ん張る感じの、しなやかな乗り心地。それでいてゴーカートのようなドライブフィールは、まさにミニそのものです。
ミニundefinedシート

ボディのクローム・ラインやレザー・シートなど、外装だけで300種類以上、内装だけで370種類以上あるオプションの組み合わせ。中古車を選ぶ時は、なるべくたくさんの車を見て、お気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか


キープコンセプトとは、まさにかくあるべきというか。「売れたから基本は前と同じでいいよ」ではなく、「コンセプトをキープしつつ、さらに良くするにはどうすべきか?」と技術者たちが真剣に顔と顔を付き合わせたような進化です。

またクーパーS、クーパー、ワンの3グレードは搭載エンジンが異なるがゆえ、それぞれを私なりに一言で言えばハイパワー、スポーティ、気持ちよさと言えるような各自のキャラクターがあります。さらにボディカラーやオプション類が豊富ゆえ「理論上、10万通りの選択肢」があるといいますから、中古車を選ぶ際にも、その甲斐というか、悩む楽しさもあります。

さらに、旧型と価格がかぶったりしたりすると……煩悩が爆発しそうなくらい中古車選びに悩んでしまいそうですが、しかし中古車を買うときって、そうやって選んでいるのが一番楽しかったりするんですよね。ですから、大いに悩んでみてください(笑)。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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