エスニック料理/おすすめ中南米料理店

マテ茶が飲めるレストラン(3ページ目)

近年、“飲むサラダ”と称される、ラテンアメリカ生まれのマテ茶が脚光をあびている。そんなマテ茶をメニューにおく店が急増中。注目の2軒を紹介しよう。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

 「鉄板鍋&マッコリ酒場 いちれん」

鉄板鍋コース

元祖霜降り牛&あぐー豚いちれん鍋コース(コラーゲンボール入り)

美食と美肌に敏感な女性がここぞと集まる店がある。渋谷駅の喧騒を少し離れた一角に佇む「鉄板鍋&マッコリ酒場 いちれん」だ。

「肉をどのようにしたら飽きずに美味しく食べられ、身体にもよいのか……」そんな追求から店をオープンしたというオーナーの林さん。同店では、“鉄板鍋”と呼ぶしゃぶしゃぶスタイルの鍋料理を看板メニューにおく。
鉄板鍋

ダシとタレの力強い旨みで肉の味わいをより引き立てる。マテ茶ハイとの相性も抜群

鍋の脇をかためるタレは2種類。ラー油入りの「特製醤油ダレ」と、鶏がらと塩をベースにした「あっさり白ダレ」だ。まったく異なる味わいながら、どちらも濃厚な旨みが備わっていることに感心させられる。鍋の個性とよく響きあうところも印象的だ。

女性の心を捉えて離さない独自のメニューにも注目したい。身体への浸透性が高いといわれる魚のコラーゲンをキューブ状にした、コラーゲンボール。これを鉄板鍋に投じれば、コラーゲンがじわりじわりと身体へ浸透する。ジュレ状にしたヒアルロン酸も鉄板鍋に加えられるというのだから、美肌と美食を手に入れたい女性にとっては願ったりかなったりである。
サンギョプサル

琉球あぐー豚サムギョプサル。カリカリに焼かれた豚肉は旨みが凝縮

店のメニューの5割ほどが肉料理という同店では、今年から牛肉の消費量が世界でトップクラスであるラテンアメリカの食習慣に着目し、マテ茶をメニュー化した。マテ茶は肉食中心のラテンアメリカでは、野菜がわりとなり得るお茶。ここでは、マテ茶のホット、アイス、マテ茶ハイ、カシスマテ茶、ピーチマテ茶などのカクテルをそろえる 。

マテ茶

マテ茶(ホット&アイス)、マテ茶ハイなど、マテ茶を使ったドリンクが幅広く揃う。ぜひ本場の容器(写真中央)で飲んでみて!

メニューにはのっていないが、店員に声をかければ、本場流にマテ壺とボンビージャと呼ばれるストローを用意してくれ、本場スタイルの飲み方を堪能できるのだ。なんとまあ、心にくい演出だろう。加えて、近々マテ茶を使ったスープで食べるいちれん鍋をメインとしたコースも登場予定。

美味しく食べて、身体に笑みと潤いを。そんなキャッチフレーズがピタリとはまる「鉄板焼き&マッコリ酒場 いちれん」では、ぜひとも本場流にマテ茶の“まわし飲み”をすることをおすすめしたい。マテ茶の“まわし飲み”は、古くから伝わるラテンアメリカの素晴らしい文化なのだから。ある程度の人数で囲む食事の場でやったら、きっと盛り上がるだろう。

店名にもなっているマッコリも、韓国産のものから珍しい日本産のものまで幅広くそろっているので、こちらもぜひお試しいただきたい。

鉄板鍋&マッコリ酒場 いちれん 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂2-23-13 渋谷デリタワー3F
TEL:03- 5489-6262
営業時間:12:00~14:00L.O. 17:00~23:00L.O.
定休日:無休
地図:Yahoo!地図情報

オフィシャルHP:「鉄板鍋&マッコリ酒場 いちれん 渋谷店」

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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