のぞくのが楽しくなる液晶ビューファインダー
V1を見てまず目に飛び込んでくるのが、レンズマウント上部にチョコンと飛び出した内蔵式の液晶ビューファインダーだ。視度調整機能付きの液晶ビューファインダー
フィルムカメラ時代から脈々と受け継がれている「ビューファインダーをのぞいて撮影画面を確認する」という撮影スタイルを自然に取れるよう、配置もレンズ中心と同軸上。写真で見るとデザイン的にちょっと違和感を感じるが、実際にのぞいてみると約144万ドットの高精細TFT液晶は高コントラストで非常に見やすく、ピント確認もバッチリ。
グリップレスのシンプルなデザインはホールディング性能に少し不安を感じるが、実際に持ってみると申し訳程度の前面の出っ張りが人差し指と中指に引っかかり、左手をレンズに添えればしっかりとホールディングできる。
付属の10mmレンズ装着時のボディバランスは非常に優れており、携帯性も抜群
高級感あふれるボディデザイン
ボディ素材には前面にアルミ合金、上部にマグネシウム合金を採用。ブラックとホワイトの2色が用意されているが、ともに細かな梨地仕上げの塗装が施されており、質感はかなり高い。持った感じは適度な厚みと重量感があり、見た目の凝縮されたイメージとは裏腹の存在感を持っている。また少し厚みのあるボディは、同社のデジタル一眼「D7000」などと同じ、大容量のリチウムイオンバッテリーを採用しているため。サブバッテリーの入手が容易なほか、デジタル一眼のサブ機としての位置付けも考えられているのだ。
V1セットに付属の専用充電器とリチウムイオンバッテリーEN-EL15
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