アルミ合金製ボディの高い質感
実際にS100を手に持ってみると、そのアルミ合金製の質感の高さにワクワクしてしまう。ボディの仕上げなどまったく画質には関係ないことだが、持っただけで撮影意欲が沸いてくるという点では、写真の仕上がりにも影響してくるかも!?コントローラーリングはクリック感や質感にもこだわった作り
右手は前後両面の小さなグリップパーツに、左手はコントローラーリングをつまむというのが、もっとも自然な撮影スタイル。コントローラーリングは左手で操作し、背面のモードダイヤルやコントローラーホイール、ボタン類などは右手で操作する。
このレンズ回りのコントローラーリングは2代前のモデル「S90」から引き継がれたものだが、実に便利! 標準設定のステップズームだけでなく、ISO感度や露出補正など、さまざまな設定を割り振ることができるのだ。質感やクリック感にもとてもこだわっており、いかにもカメラを“操作”している実感が得られる。
また、背面液晶モニターは3.0型、約46.1万ドットの高精細。流行りの液晶タッチパネルこそ採用していないが、メニュー画面もよく整理されており、シンプルイズベストで使いやすい。
背面液晶は3.0型・46.1万ドットで、見やすく、使いやすい
コントローラーリングを使いこなす
さて、ここでコントローラーリングの操作を実践してみよう。オート撮影モードにおいて、コントローラーリングは24mm、28mm、35mm、50mm、85mm、100mm、120mmの7つの焦点距離に切り替えられるステップズームに設定されているのが標準。
シーンモードではISO感度設定へ自動的に切り替わるなど、メニュー画面で細かく設定できる。割り当て可能な機能はほかにホワイトバランス、露出補正、マニュアルフォーカス、アスペクト比など。使いこなしながら各設定を自分仕様に仕上げる楽しみがあるのだ。
コントローラーリングを回すと、液晶画面に設定値がポップアップ表示
次のページでは、さまざまな撮影モードやフィルターについてご紹介しよう。