食と健康/食と健康の基礎知識

今時の健康食品によるトラブルを防ぐために(3ページ目)

約3割の人が利用しているといわれる健康食品。放射性物質を排出するというような効果をうたったり、また個人輸入で手軽に手に入るため、トラブルも後をたちません。近年のトラブルの傾向や注意点をご紹介します。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド


本当に今の自分に必要か、冷静に考えて

健康食品を使ってみたいと思うときには、利用する前に、健康食品を使うことのメリットや費用などをあげて理性的に、客観的に健康食品が本当に今の自分に必要かどうかを考えましょう。

健康食品を使用する場合には「どんなものを」「どれくらいの期間」「どれだけの量」摂取したのか、メモをとるようにしましょう。容器や容器についている表示ラベルを保存しておくとよいでしょう。

しばらく使用して、特にメリットも感じなければ使い続ける必要はあるのか、見直してください。また具合が悪くなったら、すぐに使用を中止しましょう。やめればすぐに体調が改善したというケースが多いようです。また医療機関を受診して使用していた健康食品などについて相談し、保健所などにも報告してください。

また健康食品についてや、健康障害などの被害が出ている製品の情報などは、以下のサイトで確認することができますので、ぜひご参考になさってください。

消費者庁
健康食品の安全性・有効性(国立健康・栄養研究所)
東京都福祉保健局

参考/
・健康食品による健康被害の未然防止と拡大防止にむけて(厚生労働省・国立健康・栄養研究所)
・健康食品・サプリメントの適切な使用の考え方(国立健康・栄養研究所)
・健康食品に係る制度と市場動向 ~移り行く健康食品業界を概観する~(経済産業省 近畿経済産業局)
・医療費の現状(厚生労働省)
・パンフレット「健康食品 ウソ?ホント?」(東京都福祉保健局)
・健康食品Q&A(東京都健康局食品医薬品安全部安全対策課)
その他
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