テクノポップ/アーティストインタヴュー

I Hate This Placeが再来日!(3ページ目)

アメリカのインディー・エレクトロポップとして活動してきたI Hate This Placeことショーン・ナーニィー(Sean Nerney)が、最新アルバム『Shiny One』を引っさげて1月に再来日!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド


Rabbit Girlは実在するの?

ガイド:
2曲目の「Rabbit Girl」はとってもメロディアス! 音楽をメロディー中心に作っていると感じます。Rabbit Girlだと考えた実際の人物はいるのですか?

ショーン:
じゃ、教えます(笑)! 実際のところ、この歌のインスピレーションはマージェリー・ウィリアムズによる「The Velveteen Rabbit」というお話から来ているんです。ほんものになりたかったおもちゃのウサギについてのお話。おもちゃの主人が愛すれば、それは起こりえる。ネタばらしはしないけど、ハッピーエンドじゃないことは想像できるでしょう。でも、僕は面白いコンセプトだと思って、この曲を作ったんです。

ガイド:
この曲は、 John Lennon Song Writing Contest 2010のエレクトロニック部門でグランドプライズを受賞したんですよね。曲に関して何かコメントはもらいましたか?

ショーン:
この曲については多くの好意的なフィードバックをもらいました。もちろん、審査員は気に入ってくれたんだと。でも、誰もコメントしなかったから、今僕が語ったストーリーとの関係に気づいた人がいたかはわからないけど。意識して初めてわかるようなことだと思います。

80年代エレクトロポップは聴いていたの?

ガイド:
「All That’s In Between」を聴いていて、ショーン自身の独自の解釈をしながらも、80年代のエレクトロポップを感じました。リアルタイムで80年代の曲を聴いていたか疑問ですが、きっと好きなんだろうと。

ショーン:
面白い話が……僕が高校生だった頃、周りの友達はすべてといっていいくらい、メタル、ロック、ヒップホップを聴いていたんです。でも僕は80年代ばかり聴いていて、浮いていたんです。もちろん、エレクトロニックなやつ。レトロなスタイルは多くの音楽シーンでカムバックしてきているから、僕にとってはいいことでした。多くのバンドは80年代のクラシックからヒントを得ているよね。
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