タッチ感は悪くないキーボード
キーボードのタッチ感自体は及第点と言える。キーボードのデザインは各キーが独立するアイソレーションタイプなどと言われるものだが、キーボード右側の一部キーが隣のキーと隣接している。慣れれば問題なさそうだが、一見それぞれのキーがつながっているようにも見える。タッチ感は悪くないキーボード
おそらく各国語キーボードの配列との関係で、日本語キーボードはこのような配列になったのだろうが、もう少しデザイン上の配慮が欲しかったところだ。タッチパッドはパッド自体にボタンを内蔵するタイプで、使い勝手に問題はない。
ACアダプターの電源コードは3ピンタイプ。コード自体も太いので、ACアダプター自体のサイズは平均的だが、ここで持ち運び時の荷物が増える要素となる。
高温になっても使用感は悪くならない
特に夏場は高負荷時にPC自体が高温になることがある。高温になると冷却ファンの回転数が高くなるなど、使い勝手が悪くなる原因となる。この製品の場合、高負荷時でも34℃に抑えられているので快適さは失わないようだ。今回は冬場で十分なテストできなかったが、多少の負荷では実際に高温になることはなかった。夏に登場するだろう新モデルなどでは、ぜひ実際にテストしたいところだ。SSDとHDD、どちらを選ぶ?
Ultrabookは薄型の筐体でそこそこ軽量な重量で持ち運びやすく、OSの起動時間なども速いという基本的なコンセプトがあるが、SSDが必須なわけではない。この機種の場合、HDDモデルでもSSDモデルと同様の高速な復帰時間を実現しており、使い勝手はHDDモデルでもSSDと同等となる。HDDモデルはプロセッサーもCore i3になるなど、基本機能が若干落ちるものの、コスト面では非常に有利となっている。HDDモデルはUltrabookをとりあえず使ってみようという方に最適だし、SSDモデルは少し本格的で無難な構成の製品を探している方に最適だ。
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