おいしい土鍋ご飯の炊き方は?

おいしい土鍋ご飯の炊き方は?


いまや様々な“ご飯炊き専用の土鍋”が登場し、「土鍋で炊くとやっぱり美味しい」というのは、料理好きの人はもちろん、多くの人に知られていることだと思います。

それでは土鍋でご飯を炊くには、炊飯専用の土鍋でないといけないのかというと、必ずしもそうではありません。家庭で使っている鍋料理用の土鍋でも、もちろん炊けるのです。

基本的にはどの土鍋を使っても炊き方は共通ですので、コツをおさえれば簡単です。「専用の土鍋じゃないから……」と思っていた方、炊飯器で炊くよりも、甘くてふっくらのご飯が炊きあがりますので、お持ちの土鍋でぜひ一度炊いてみてください。
   

失敗しない土鍋ご飯の炊き方は?

土鍋ご飯を炊くときに、炊飯器と同じように容量いっぱいまで炊いてしまうと失敗の原因にもなりかねません。土鍋の種類や大きさに合わせた分量で炊くことが大切です。
 
鍋用土鍋写真

鍋料理用の土鍋は、慣れないうちは鍋の半分強くらいの量で炊くとよいです

鍋料理用の土鍋を使う場合、炊く分量は炊き上がりが土鍋の6~8割程度の容量になるのが理想的です。

少なすぎると水がなくなるのが早すぎて美味しく炊けないし、多すぎると炊く途中に吹きこぼれやすくなります。(4~5人前の土鍋であれば、目安として4~5合くらいを炊くのがよいと思います)

 
炊飯用土鍋写真

炊飯用の土鍋はふっくら炊けるように、鍋自体の厚みが厚いものも

炊飯専用の土鍋は、吹きこぼれにくいように鍋のふちが高くなっているものが多いので、その点で、鍋料理用のものに比べて炊きやすくなっています。

炊飯専用であれば、推奨されている分量内でご飯を炊きましょう。


 

研いだお米を浸水させる作業は必須です!

お米の浸水写真

 

次に炊く前の準備として、米を研いだ後に水に浸しておく“浸水作業”があります。

研いだ米がしっかり漬かるように、たっぷりの水に浸しておくのですが、ここでしっかりお米に水を吸わせないと、ふっくらとした美味しいご飯が炊けません。


 
浸水後のお米写真

 

目安としては夏なら30分、冬なら1時間ほど浸水させます(季節によって浸水時間が違うのは、水や室内の温度が異なるため)。

浸水させる前は半透明だったお米が、全体的に真っ白になったら浸水完了です。お米をざるあげして、さっそく炊く準備に入りましょう!


 

加える水の分量を正確に量ることがおいしさの秘訣!

お水の分量写真

水が多ければべちゃつくし、少なければ硬いご飯に。慣れてくれば、水加減を微調整することで好みの硬さに炊くことができます!!

ご飯を炊く作業は、お米に火を通しながら、加えたお水をすべて吸い取ってもらう加熱調理ともいえます。その材料は『米』と『水』だけですから、水の分量は非常に大切。

だからこそ、土鍋に加える水の量をきちんと計量する必要があるのですが、そのはかり方は一回で覚えられるくらい簡単です ↓
『浸水させた後のお米の体積と、同量のお水を加えればいいだけ』

つまり、ざるあげした浸水後のお米を適当なカップに軽く押さえて入れ、何杯になるかを計りながら土鍋に入れます。それから、同じ量の水を土鍋に加えれば水加減はOKです。
 

10分くらいで沸騰する火加減で火にかけます!

土鍋でご飯炊く手順写真

鍋底が濡れた状態で強火にかけると、土鍋が割れることがあるので注意してください!

土鍋に水を加えたら、火にかけて沸騰を待つのですが、ここで気をつけたいのが、はじめの火加減。

火にかけてから短い時間ですぐに沸騰してしまうと、ごはんの甘みが引き出されないので、鍋の中が10分くらいで沸騰する火加減に調整するのがコツです。
※炊きはじめの火加減は、4合以上なら強火で、3合より少なければ中火からはじめるのが目安。
 

 
沸騰しているかどうかは、土鍋のサイズや形状によってわかりづらいものもあるので、慣れないうちは、沸騰したかどうかを必ず蓋を開けて確認しましょう。しっかり沸騰していれば、弱火に落とします。
 

沸騰したら弱火に落として15分で炊きあがり!

土鍋でご飯炊く手順写真

 

基本の炊き方は、沸騰してきたら弱火に落として15分炊きます(炊く分量が多いときや火加減によっては、15分から多少前後することがあります)。

15分たったら蓋を開けてみて、鍋肌に水が残って、ブクブク沸騰していないかどうかを見て判断します。
  • ちょうど水分がなくなっていたら … 蒸らしのために30秒程度火を強火にしてから、蓋をして10分蒸らします。
  • まだ水分が残ってブクブクしていたら … 弱火のまま、水がなくなるまで追加で火にかけます。水がなくなったら、蒸らしのために30秒程度火を強火にしてから、蓋をして10分蒸らします。
 

炊けた後の蒸らし作業でふっくらごはんが完成です!

おなかがすいている時の“蒸らし10分”はつらい時間ですが、ふっくら粘りのあるごはんにするには必要な作業なので我慢が必要です。
 
土鍋ご飯写真

炊きたてのごはんはそれだけで満足できる美味しさです!!

10分の蒸らしが終わったら、しゃもじでさっくりとご飯を底からかき混ぜ、余分な水蒸気を逃がしてあげれば、土鍋ご飯の完成です!

甘くてふっくらしたご飯は、炊飯器にはない美味しさ。冷めてからももっちりして美味しいのも特徴です。ご飯を土鍋に入れたまましばらく置いておく時は、硬しぼりの布巾を土鍋と蓋の間にはさんで、水滴がご飯に落ちないようにしておきましょう。

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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。