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大阪の子ども医療費助成は橋下知事時代に変わったのか(3ページ目)

前回、大阪府の子どもの医療費助成を調べた2008年5月は大阪府知事に橋下さんが就任した直後。あれから3年半が過ぎ、橋下さんが府知事を辞任しました。子どもの医療費助成に関しては、この間、どのような変化があったのか調べてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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■Hグループ(通院は小学校就学まで/入院は小学6年まで/所得制限なし)
箕面市藤井寺市 

市町村によって助成内容が随分違うのね

市町村によって助成内容が随分違うのね

箕面市のHPには、『箕面市では、大切な子どもを安心して育てることができるよう子育てしやすさ日本一をめざします。』と書かれています。前回よりはかなり対象が拡大していますが、東京23区の通院も入院も中学3年まで、所得制限なし、一部負担金もなしのような自治体は他にたくさんあります。医療費助成の良し悪しだけが子育てしやすさを決めるわけではありませんが、日本一を掲げているなら、医療費助成の内容も目指すだけでなく是非日本一を実現してもらいたいです。

■Iグループ(通院は小学校就学まで/入院は小学6年まで/所得制限有りor不明)
豊中市吹田市和泉市熊取町

豊中市、吹田市、和泉市は入院が小学校就学までから小学6年までへ拡大しています。熊取町は通院が3歳までから小学校就学までへ、入院が小学校就学までから小学6年までへ拡大しています。

■Jグループ(通院は小学校就学まで/入院は小学3年まで/所得制限有りor不明)
貝塚市松原市

貝塚市は前回の通院が3歳まで入院は小学校就学までから、通院入院共に拡大しています。松原市は前回の直前に助成対象を拡大していたこともあって、前回からは拡大していません。

■Kグループ(通院入院共に小学校就学まで/所得制限なし)
池田市枚方市大東市柏原市忠岡町羽曳野市

池田市には児童エンゼル医療費助成制度という制度があり、第2子までと第3子以降で助成内容が異なり、第3子は小学3年まで、第4子以降は小学6年まで(児童エンゼル医療費助成制度)が助成対象となっています。子供の多い家庭にとっては、他の自治体にはない魅力的な内容と言えます。枚方市、大東市、柏原市は前回からの拡大はありません。忠岡町は3歳までだった通院が小学校就学まで拡大し、所得制限もなくなっています。羽曳野市も4歳までだった通院が小学校就学まで拡大し、5歳からあった所得制限もなくなっています。

■Lグループ(通院入院共に小学校就学まで/所得制限有り)
豊能町高槻市島本町八尾市岸和田市岬町

豊能町、高槻市、島本町は前回からの拡大はありません。島本町の所得制限は3歳までと4歳からとで限度額が異なります。八尾市は通院が4歳までから小学校就学までへ拡大しています。ただ、1歳から所得制限があります。岸和田市は通院が4歳までから小学校就学までへ拡大しています。岬町は、前回独自の上乗せがない大阪府の内容そのままとなっていましたが、今回は通院を2歳までから小学校就学まで独自に拡大しています。



まだまだある大阪府の市町村

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