「庭付き一戸建て」は住まいを求める人にとって共通の夢。しかし、都市部の住宅密集地に住宅を建てる場合、庭を確保できないケースも多い。そこで屋上の活用がクローズアップされる
このほか、デッキチェアを持ち込んで日光浴をしたり、アウトドア用品をそろえて家族や友人たちとバーベキューをしたりなんていうのも大変魅力的ですよね。
本格的な屋上利用となると、芝生を敷いたり、家庭菜園を作ったりと、家庭菜園などガーデニングを楽しんでいらっしゃる方も多いようです。要するに屋上には様々な活用法があるというわけです。
屋上緑化の技術も大きく進化!
屋上緑化の技術も随分と進歩しています。かつては屋上に敷くのは一般的な土壌で、強風で飛ばされて台無しになることも多かったようです。しかし近年は、屋上緑化専用の土壌が開発され、そうした心配も少なくなっています。屋上緑化の技術も近年進化している。土壌の改良などにより、人の背丈ほどある樹木でも植えられるようになり、本格的なガーデニングニーズにも十分耐えられるようになってきた
この屋上緑化という分野でも、ハウスメーカーがそれぞれ独自に技術開発や提案力を磨いていますから、ガーデニングを是非したいという方は、その点から住まいづくりにアプローチしてみるのも良いでしょう。
屋上緑化は、都市部のヒートアイランド現象の抑止に効果があるといわれています。瓦やスレートなどに比べ、温度が極端に上下することが少ないためです。
また、緑化した部分が断熱材の役割を果たし、屋内の温度変化を和らげるという効果も期待できます。つまり、環境に優しいという部分でも注目できるのです。
このようなメリットがある屋上利用ですが、実はデメリットもあります。そのことについて次のページで書きたいと思います。