これぞ真の後輪駆動車だ!
86に乗って驚く。4千回転くらいから太いトルクを出している。アクセルでテールを流せるし、そこから自由自在にコントロール出来てしまう。従来の2リッター級の後輪駆動車は「速いけれど一般道で楽しめない」クルマだったのに対し、86は「後輪駆動車ってこうじゃなくちゃダメだよね!」という感想。86はワインディングロードでも街中でも楽しめる「楽しい」クルマだ
もちろん「テールを流して走りましょう」と書いているんじゃない。そういった走りができるクルマというのは、普通に走っていても「楽しさ」を感じる。常用回転域から太いトルクを出すエンジンは、街中だって楽しい。ワインディングロードを走れば、流していたってワクワクしてくるから不思議。
私くらいの年齢のクルマ好きなら、少し車高上げてラリータイヤ履いてマッドフラップ付けて補助灯付けて乗る、なんて魅力に負けそうになる。もう少し若い世代だと、サーキット走行会用のスペックにしたくなるだろう。豊田章男社長の言うとおり「楽しめるクルマ」です。
これまでのスポーツカーとは違い、自在にコントロールできる楽しさがある(東京モーターショー出展車とは一部仕様が異なります)
気になる価格はエアコン無しの競技車両ベースが200万円をわずかに下回るらしい。標準グレードで250万円前後だと思われる。何を隠そう試乗するまで全く期待していなかったけれど、今や魅力に負けそう。価格を含めた正式な発表はもうすぐ。詳細判明次第、続報をお届けします。
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