転職エージェントを上手に使うためには、彼らとの信頼関係を築くことが近道です。これはどんな仕事においても共通する基本的な考え方ですが、現実はというと、転職エージェントに対して不信感を抱いている人が多いようです。それはなぜでしょうか。

エージェントにも信頼されない理由がある

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サービスのいいエージェントを探そう

サービスのいいエージェントもたくさんいますので、すべてのエージェントが信頼されていないと言うつもりはありません。ただここで私が言いたいことは、エージェントという仕事自体がそもそも信用されにくい性格があるということです。このことについて、順を追って説明していきたいと思います。
エージェントという職業はいろいろな世界に存在します。転職、不動産、生命保険は代表格ですが、プロ野球やサッカーの政界でもスカウトや代理人がいます。共通している問題点は、エージェントがどのような役割を果たしているのか、なかなか周りから見てわかりづらいことにあるのではないでしょうか。つまり、口利き以外にエ―ジェントにはどんな価値があるのか、ここが疑問視されるわけです。
求人案件や転職するビジネスパーソン、不動産物件の売主と買主、保険会社と契約者、プロスポーツのオーナーとプロのスポーツ選手が当事者であり、あえて仲介役はいらないのではないか、そう思う人も少なくないことでしょう。特に人が結婚をする場合、形式だけ仲人さんをたてることはあっても、実際その仲人さんがいないと結婚ができなかったわけではないことから、エージェント不要論はいつの時代にもありました。特にエージェントを使わなくてもそれなりに成果を出したことがある人からみると、エージェントは利害関係を複雑化させることはあっても、自分にとってプラス材料は少ないと感じているのではないでしょうか。エージェントは自らが利益を得たいために無理やり間に割り込んで入っている、そうした見方をする人も少なからずいるのかもしれません。もしそうだとすれば、そうした先入観が不信感の原因になったとしても不思議ではありません。
エージェントという仕事はサービス業のため、もちろんサービスの良しあしに対する評価は分かれるところです。特に転職エージェントの仕事は、数あるエージェント業の中でも契約条件が厳しい仕事と言われています。完全なる成功報酬であることや、ほかのスポーツ選手のようにわかりやすい成績評価がビジネスパーソンに対してできるわけでもありません。もちろんそれを言い訳にすることは言語道断ですが、転職エージェントの中にはプロ意識に欠け、サービスの悪い人がいることも確かなのです。

エージェントは本当に必要なのか

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エージェントにしっかりと働いてもらおう

場合によっては、確かにエージェントの役割が小さいこともあります。一方、エージェントがいなかったら絶対に実現しなかったと断言できるような話があることも事実です。
たとえば前者の例ですが、書類選考や面接の通過率も高く、エージェントには求人案件の紹介だけを求めている人などがそのよい例です。こうした人物の場合、転職活動の成功は全て自分の成果であるという強い自負を持っています。エージェントを活用して積極的に情報収集をし、セカンドオピニオンを聞こうとする姿勢もありません。このような場合はエージェントもあまり役にはたてないかもしれません。ただこうした人物が多いかというと、実はほんの一握りだと思います。大半の人は能力や経験のレベルに関わらず、人の意見に耳を傾け、新たな気づきを得たいと思っていることが多く、エージェントにもそれなりの役割が生まれています。
次にエージェントの役割が大きい場合を考えてみましょう。たとえば望む成果が出ていないケース。書類選考に落ち続け、面接も通過できない状況を想像して下さい。そうした場合、早々に何か対策を打つ必要があり、エージェントの腕が試されます。募集背景を深く掘り下げてヒアリングをし、前任者や面接官情報を詳しく調べることも効果があります。過去の成功例、失敗例などの情報も、面接対策にはとても有効です。またエージェントは、選考過程で他の対抗馬となる候補者の情報を仕入れることができる場合もあります。これはエージェントならではのサービスであり、このような有効なサービスの恩恵を過去にうけたことのある方であれば、エージェントの活用法についても前向きな意見を持っていることでしょう。