ファッション誌NYLON JAPAN×Fashion-Co-Lab.×holy
3階カフェへの入口は、ビル左手にある長い階段。
カフェ・リベルテを経営していたアパレル企業の組織変更により、カフェは2011年3月にクローズ。それとともに、そこで働いていた美貌の青年スタッフに70代のご婦人が淡くはかない恋をした記憶も失われてしまいました(きっとマルグリット・デュラスでさえ、現代東京を舞台にそんな恋を実らせるのは難しい)。
屋上の庭は新しいカフェに引き継がれ、緑が都心の風に揺れています。
カフェの運営は代官山の実力派、holyが担当。三者による異業種間コラボレーションが各界から注目を集めています。
カフェスタッフ募集には200名近い応募が…
休日のお客さまはショッピング休憩に訪れる女性たちが8割。
ほんの数名のカフェスタッフ募集に対して、寄せられた応募書類は200通近く。応募者にとってNYLON CAFEは、誌上の世界を体験できる憧れの舞台でもあります。
書類選考で70名を選び、時間をかけて面接をおこなったholyの女性マネージャー、小寺さんは疲労困憊。
「カフェを足がかりにスタイリストやデザイナーの道に進みたいという応募者もいましたが、もっとカフェの仕事に対して真剣であること、人間的にきちんとしていることを基準に選考しました」
選ばれたチャーミングなスタッフは20~22歳、NYLON誌の読者と同じ年代の女性たち。
そのエピソードはのちほどお伝えすることにして、次ページでメニューをご紹介しましょう。