差分更新
地図データを部分的に書き換えられる方式。一般的なカーナビの地図データは、新設された道路を新しく書き換えるためにすべての地図データを更新しなければならなかったが、差分更新を採用したカーナビなら、道路が新設された一部分だけを書き換えられるので、地図更新の時間が短縮されたし、頻繁に更新できるようになった。エコ情報
カーナビに搭載された加速度センサー、車速パルス、GPSなどの情報を元に、加速・減速度合い、スピード、アイドリング時間などを割り出し、環境に優しい運転をしているかを判断する。中には、どうすればエコな運転ができるかのアドバイスをする機種もある。ケンウッドHDV727のエコメニュー。運転評価やエコアドバイスもある
エコルート探索
メーカーによって計算方法に違いがあるようだが、単に目的地へ早く着くだけではなく、信号や渋滞による発進&停止の多さ、道路の傾斜などの情報を加味して、燃料消費量の少ないルートを探索する機能。カロッツェリア・サイバーナビはエコルート探索が可能。燃料費も推定する
観光ガイド機能
「まっぷる」や「るるぶ」といった観光ガイドブックの情報を収録し、ガイドブックで紹介している観光スポットやグルメスポットなどを検索できる機能。単に地点を検索できるだけではなく、文字や写真で、そのスポットの内容を確認できるため、レジャードライブでは重宝する。情報の引き出しやすさや検索のしやすさには、メーカーによって違いがある。
オンライン検索
一般的に検索データはHDDやフラッシュメモリーなどの記憶媒体に収録されているが、通信を使いサーバーに収録された情報を元に検索を行う機能。カーナビの記憶媒体に収録された情報は、データ更新をしない限り、買った瞬間から古くなっていくが、オンライン検索はサーバー内で情報の更新が頻繁に行われているため、オープンしたばかりの最新スポットの場所を検索できる可能性が高い。クラリオンNX711はGoogleマップの情報を活用したオンライン検索が可能
抜け道データ
多くは昭文社マップルぬけみちのデータを活用しているようだが、カーナビの地図に抜け道のデータを収録したもの。抜け道といっても、道幅5.5メートル以下の生活道路は含まれない。また、機種によって、抜け道データを利用してルート探索を行うものもあれば、地図上に抜け道を表示するだけのものもあるなど、抜け道データの活用方法は様々。オービスマップ
道路上に設置されている自動速度取り締まり装置の場所がわかるカーナビをオービスマップ搭載、またはオービスマップ対応などという。提供方法はメーカーによって異なり、ソニーnav-uのように標準で収録されているものもあれば、カロッツェリアの用に有料で購入するものもある。またガーミンのように、無料だがサイトからデータをダウンロードするタイプもある。一般的には数百メートル手前と直前など、何度かに渡って警告音でオービスの場所を教えてくれる。ただし、オービスの位置が変更されたり、新設されたりしている場合もあるので、あまり過信しないように。