新婚夫婦、生活費の分担、家計管理はどうする?
【記事のインデックス】
財布の紐、夫と妻のどっちが握る?……1P目
片働き夫婦の家計管理2パターン……2P目
共働き夫婦の家計管理3パターン……3P目
オススメする家計管理のパターンは?……4P目
コラム「夫婦のお金、花ヨメ花ムコ修行~家計管理編(1)」では、夫婦のお金を公開する、夫婦がホンネでお金のことを話せる関係をつくることが、最初に家計管理で行う花ヨメ花ムコ修行です、と書きました。夫婦で収入や支出、資産・負債などお金のことを公開したり、お金について考えていることを相手に伝えたりすることは、初めのうちは難しいことだと思いますが、チャレンジしてみましたか?
夫婦でお金について意識合わせができたところで、今回は、夫婦で家計管理をする方法について考えてみましょう。
財布の紐、夫と妻のどっちが握る?
家計管理というと、妻が担当するというイメージを持ちますが、実際に家計の財布の紐を握っているのはどちらでしょうか? 損保ジャパンDIY生命が行った、新婚夫婦・ミドル夫婦・ベテラン夫婦900名に聞く「夫婦の財布の紐調査」(2011年)によると、妻が家計管理をしているのは65.3%で、やはり妻が家計を担当する夫婦の割合が圧倒的に多いようです。結婚25年以上のベテラン夫婦の場合、その傾向は更に強く、妻が家計管理をしている割合は74.0%となっています。ガイド平野は、「家計管理は夫婦の共同作業」と考えていますので、「夫と妻の二人で一緒に管理している」という選択肢がないのが残念です。同調査の別の問いで、買い物をする時は「1~2万円」から“家族会議”をする世帯が40.1%とあるので、この調査でいう家計管理とは、生活費の財布の紐を握っている(生活費を管理している)という意味合いが強いのかもしれません。
新婚夫婦からの相談の中で、生活費の分担をどのようにしたら良いのかという質問を多くいただきます。生活費の分担方法には、「これが正解!」と明確に言えるものはありませんが、いくつかのパターンに分類されます。それぞれの留意点、上手く行く秘訣について考えてみましょう。
>>片働き夫婦の家計管理の方法は?