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キヤノン IXY51S(2ページ目)

キヤノンのコンパクトな12倍ズーム機であるIXY 51S。「薄型デジカメ」にカテゴライズされる製品だが、厚さ21.9mmで28mm相当スタートの12倍ズームレンズを搭載しているのは驚き。手ぶれ補正も良好だ。

撮影機能としての12倍ズームレンズはおすすめ!

ボディ内部に屈曲系レンズを搭載しており、12倍ズームとは思えないほどにコンパクト

ボディ内部に屈曲系レンズを搭載しており、12倍ズームとは思えないほどにコンパクト

このレビューで何度も書くが、本当に28mm相当スタートの12倍ズームレンズを普通のボディに収めていることが、これほど楽だとは思わなかったほどに撮影が楽だ。室内から屋外までほとんどの撮影シーンをフォローできる広角の28mm相当から、望遠の336mm相当を小さなボディに押しこんでいる。単焦点で高画質というデジカメもまたひとつの選択だろうが、より一般的なユーザーに訴求力を持つのはズームレンズではないだろうか。また、ズーム倍率だけではなくマクロも、被写体との距離が1cm~と強いことも書いておくべきだろう。

 

手ぶれ補正機構の利き具合はかなり本格的

ISO100で1/4秒という手ぶれが出がちなシャッター速度でも問題なく撮影できている(実写画像表示はこちら)

ISO100で1/4秒という手ぶれが出がちなシャッター速度でも問題なく撮影できている(実写画像表示はこちら

実際に使ってみないと分からないことなのだが、キヤノンの最近機種に搭載されている手ぶれ補正機構の利き具合は、かなり高い。これまでであれば「あ、今のは手ぶれしたか?」と思うようなショットであっても、問題なく撮影できていることが多いように感じた。特にIXY 51Sはズーム倍率が高く、かつ望遠端ではレンズが暗め(F5.9)なので、シャッター速度が遅くなりがち(手ぶれもおきやすくなる)。そんな本機にとって、この手ぶれ補正機構の利き方はありがたい機能といえる。

 

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