ケアレスミスをなくせ!
3つ目のポイントはケアレスミスをなくすこと。ケアレスミスが起こりやすい原因は「問題の読み間違い」「計算間違い」「あせりや緊張」など。テストが返ってきたときに、解説を見てどこまで理科視していて、どこで間違ったかを自分自身で知ることが大切です。「この文章を読み落としたから、この問題を間違ってしまった」というように、お子さん自身が間違いを分析できるようになればケアレスミスを防ぐことができます。お子さんが自分のミスに悩むように仕向けていくことが大切です。「弱点は治らない」と決め付けずに、辛抱強く継続的にアドバイスを続けることが大切。お子さんが保護者のアドバイスを受け入れなかったとしても、子どもへの言い方やタイミングが悪かったのだと考えて、別の機会で再度アドバイスをしましょう。
テスト中のトラブル対応方法を伝えておく
小学生は心理的な経験が浅いですから、入試直前にそれまでに味わったことがない不安や焦りを感じてパニックになる子どもがいます。テスト中に消しゴムを落としたことを試験監督に言えずに時間をロスしてしまったなど予想もつかないことが起こり得るのが中学受験。先輩の成功例はもちろん、失敗例も交えながら、入試本番に備えられるような言葉がけをしてあげてください。また、入試本番に近い状態を経験させるために外部の模試を体験させたり、「不安を感じたら深呼吸する」などの対処法を持たせることも重要です。子どもは「保護者の態度や言動を常に見ており、信じるものを見失うと勉強に対する意欲を失ってしまう」ことがあります。成績のちょっとした変動で一喜一憂してしまいがちですが、保護者はあくまでも冷静に、受験に対して客観的立場であることが大切です。