住宅設計・間取り/収納プラン

たった1畳が収納部屋にフル活用できる

間取りを検討しているときは、限られた空間と欲しい空間との板挟み。そんなときこそ、小さな空間を活かすアイディアが必要です。広さへの思い込みを捨てて、大きな可能性を広げましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

広さ1畳といえば、押し入れ収納が思い浮かぶと思います。私たちにとって、そのサイズは身近な空間単位。その1畳という小さなスペースを活かした、書斎兼収納の用途でプランしてみましょう。


LDから直接使える収納

リビング・ダイニングは、住まいの中でも過ごす時間が最も長い場所。そして食事、団らん、子育て、趣味など、そこで過ごす目的もいろいろです。そして、家族それぞれが違うことをやっていても、同じ場所で過ごせる時間を大切にしたいという傾向が強くなっています。

また、今ではパソコンを使う家庭も多くなり、家計管理やメール連絡をはじめ、生活に必要な情報をパソコンから得るようになっています。日常の生活道具としてパソコンが使われるようになると、いつも居る場所から離れた場所にあるのは不便。家事の合間をみて、いつでも使えるようにリビング・ダイニングに置きたいというのは自然な流れです。
IKEA収納家具

スペースに合わせて造りつけにすると無駄なく使える。市販の組み立て家具でもOK。IKEAの収納家具には、ファイリングやワードローブ用パーツがある

一方で、家族の行動をみてみると、帰宅後にリビング・ダイニングへ直行するケースも多く、カバンや上着の置き場に困ることがあります。子どものランドセル、塾の道具なども同様です。そうした通勤通学用品だけでも、リビング・ダイニングにしまえると、部屋の片付けがラクになります。

その収納とパソコンデスクとが、1畳という広さでコンパクトにまとまると、間取りの中での調整がスムーズになります。
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