国民健康づくり運動「健康日本21」
肥満から生活習慣病につながったり、合併症のリスクが高まります。
そこで、日本では「21世紀における国民健康づくり運動」、通称「健康日本21」が推進され、少子・高齢社会において一人ひとり国民が健康寿命をのばし、稔り豊かで満足できる人生を実現するために、健康づくりをする環境整備を進めてきました。
本来健康は、個人が取り組むべきものではありますが、個人を支える社会全体がサポートしていくことで運動の成功につながると考えられています。
「健康日本21」では、健康改善の目標を明確にするため「栄養・食生活」「身体活動・運動」「休養・こころの健康づくり」「たばこ」「アルコール」「歯の健康」「糖尿病」「循環器病」「がん」の9つの分野について、80項目の具体的な目標が設定されました。
これらの目標をクリアするために、「栄養・食生活」の分野では、具体的な「食生活指針」や「食事バランスガイド」などが策定され、その普及啓発、また特定健康診査・特定保健指導の実施、教育現場はもちろん地域や様々な企業の支援による食育活動の推進などが行われてきました。