同棲のデメリットは?
同棲すると、結婚への勢いがなくなることも!?
■ Jさん(同棲なし→結婚)
「同棲をしていたら、一緒に住み始めた時点で、お互いの価値観の不一致で別れていたかもしれない。離婚は簡単にできないからこそ、どうにか乗り越えることができた」
■ Kさん(同棲→破局)
「結婚を前提にした同棲をしていたのに、同棲一年後に、彼に『このままで良くない?』と言われた。結局、別れてしまった(泣)」
Jさんの場合を考えると、同棲という法律に縛られない関係は、「別れやすい」というのは事実です。同棲のメリットは「一緒に住むことで、初めて知る相手の姿がある」と紹介しましたが、反対にデメリットは「相手に見せてしまう自分の姿もある」ということでもあるんですよね。
またKさんのような話は、よく聞くことです。同棲後、(結婚をしないで)別れてしまった男性がこんなことを言っていました。
「もし同棲をするときに、彼女に『同棲するなら結婚してほしい!』と言われていたら、結婚していたと思う」と。
つまり、彼は、同棲前は結婚する気があったんです。でも、同棲をして気持ちが満たされてしまったことで、結婚するために必要な“勢い”がなくなってしまったようです。それと同時に、結婚を焦った彼女から迫られることで、むしろ「つかまりたくない!」という気持ちが生まれ、段々気持ちが冷めてきてしまったとのこと……。
現に、私の周りでは、同棲をしようとして彼女の両親に挨拶をしにいったら、「同棲するなら結婚しなさい!」と説得され、すんなり結婚をした男性が2人もいます。“鉄は熱いうちに打て”と言いますが、もし彼と本当に結婚をしたければ、彼が「同棲したい」=「ずっと一緒にいたい」=「愛情の高まりがピーク」のときに、結婚にまでもっていくことは、タイミングとしては適しているのかもしれません。
だから、同棲の最大のデメリットは、彼の“結婚意欲”をなくしてしまう行為になり得るということだったりします。
同棲による、男と女の違いって?
個人差はありますが、一般的に、男性は“狩猟本能” 、女性は“巣作り本能”があると言われています。つまり、同棲をし、心が満たされてしまうと、“他の愛(獲物)も求めたくなる男性”と“より愛が深まる女性”といった違いが出てくるとも言えるでしょう。その男女の違いを埋めるは、本来であれば、“愛”であって欲しいものですが、現実的に、男性の“他の愛(獲物)も求めたくなる本能”をセーブさせる方法として有効なことの一つは、「結婚をして籍を入れて、お互いの関係に“責任”を持つ(覚悟をする)」ということだったりします。
つまり、同棲によって出てくる男女の“本能”違いを解消するのは、結婚をして責任を持つという“理性”なんですね。
だから、同棲をダラダラと長く続けてしまっては、男女の本能の違いがどんどん出てきてしまうので、むしろ破局する可能性が高いもの。なるべく早く結婚へのステップを進めた方がいいでしょう。
“長すぎた春”は結婚しにくい理由は、ここにあるわけです。