単純性血管腫(ポートワイン血管腫)とは

サーモンパッチ

額にできる淡い色の血管腫は消えることがあります

盛り上がりがなく、平坦な血管腫で、「赤あざ」「ポートワインステイン」「ポートワイン血管腫」などと呼ばれることがあります。生まれた時からありますが、残念ながら自然に消える可能性は低いです。大きさはほとんど変わらないか、成長とともに大きくなるかです。治療は、外観を気にするかどうかで決めることになります。

例外として、額やまぶたにできる淡い赤色の単純性血管腫は「サーモンパッチ」と言い、短期間で自然に消失することがあります。

単純性血管腫(ポートワイン血管腫)の治療

機能的には問題がありませんので、見た目で治療すべきどうかが判断されます。
治療を選択した場合、レーザー照射による治療が最初に行われます。

■レーザー治療
レーザーの種類として色素レーザーが使われます。血管腫の大きさ、場所、色の濃さによってレーザーの回数などが異なります。

レーザー照射中はじっとしないといけませんので、子どもの場合は、全身麻酔になることもあります。そのため、局所麻酔でじっとできる年齢まで様子を見ることも1つの方法です。

また、レーザー治療の効果の悪い場合もあり、その場合は外科手術になります。

■外科手術
手術の傷などの問題もあるので、血管腫の大きさ、色、場所などで判断した方がいいでしょう。

血管腫を伴う病気

まれですが、血管腫を伴う病気を参考までに挙げておきます。

■Kasabach-Merritt症候群
血管腫が大きく、そのために、血管腫の中で、血栓を作ってしまい、血小板が減り、血を固める糊のようなタンパク質であるフィブリノーゲンが減ってしまい、血が止まらなくなる病気です。

■Osler病
顔や手の指、口の中、鼻の中に、点から大豆大の小さな血管である毛細血管が広がったり、小さな血管腫が多く出現する病気です。

■Sturge-Weber症候群
顔の目から頬にかけて拡がる赤い血管腫(単純性血管腫)と脳への血管の異常もあり、痙攣、精神発達の遅れ、片方の手足の麻痺が起こります。

■Klippel-Trenaunasy-Weber症候群
手足、特に足に広い範囲の血管腫があって、血管腫の足が太くなっています。

血管腫は、病気の中のひとつの症状として出ていることもあるので、血管腫が大きい場合は皮膚科・形成外科を受診しましょう。

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