体操を習慣化するのは難しい?
パソコン作業に集中していると肩こり体操を忘れてしまうことも
肩こりを予防したり、和らげたりするには、日頃から体操を続けておくと効果的、ということは知られていると思います。しかし、体操を日常生活の中に取り入れ、続けるということは、なかなか困難であるという声をよく聞きます。
デスクワークの合間に体操をしようと考えていたとしても、仕事に集中したり忙しかったりすると、体操することを忘れてしまい、勤務時間終了……なんていうことも。また、疲れている日は、体を動かすことも億劫になり、「今日は体操オヤスミ!」となる人も少なくないようです。
日常生活の中に肩こり体操を取り入れよう
そこで、日常生活の中に肩こり体操を取り入れやすくするためにはどうしたら良いか、ということになります。改めて肩こり体操の時間を作らずに、何かをしながら、首や肩周りの筋肉を動かすことができると、気構えせずに肩こり体操を続けやすくなると思います。
もちろん、デスクワークの後に特に肩こりが強くなる、という人は、デスクワークの間や休憩時間などにも、肩こり体操を行った方が悪化予防には良いので、可能であれば勤務時間内に、首や肩周りの筋肉を動かす意識してみて下さい。テレビを見ながらでもできる肩こり体操
腰を反らせすぎないためにもオヘソの向きを意識してください
1. 立ち姿勢でもできますが、ここでは座り姿勢でご説明しましょう。沈み方が大きいソファなどでは、座り姿勢が安定しにくいことがありますので、ご注意ください。
ウエストから腰にかけて手を置くと同時に、おへそを正面に突き出すように意識してみましょう。気持ちよく背スジを伸ばしてみます。
腕の付け根全面や胸の筋肉がストレッチされます
2. そのまま両肘を背中の後ろで合わせる方向へ動かしながら、左右の肩甲骨を中央へ寄せていきます。胸や肩の付け根前面が、気持ちよく伸びているでしょうか? 5~10秒間キープしましょう。
肩こりが強く、肩関節付近の筋肉が硬い人は、動かしにくかったり、痛みを感じたりするかもしれません。最初は、無理せず、つらくない範囲で動かしてください。
鎖骨に手の平が当たるようにすると指先の位置が安定しやすいです
肩こりのある人は、へこみ部分を抑えると気持ちが良かったり、少し痛いと感じたりするかもしれません。ギュ~っと抑え込む必要はなく、軽く当てておくだけで止めておいてください。
右肩こりが強く、左肩に手をかけている状態がツライ人は控えてください
右手指先を当てたままにすることにより、「肩こりの筋肉を力強く指圧して、かえって腕が疲れてだるくなった」ということを防ぎます。左ヒジを回した時に、左肩関節がゴリゴリ、ミシミシ響く、という人は、動かしているうちに軽減することもあるのですが、痛みや違和感が強まる場合は中止してください。
ヒジを回す回数は1箇所につき、3回以上でもかまいませんが10回未満で
終わったら、左手指を右肩に置いて同様に行いましょう。1箇所だけを回数多く長時間刺激していると、抑えている部分の筋肉が痛くなったり、右腕がだるくなったりする可能性があるため、頑張りすぎないようにご注意ください。