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倫理観と感性をそなえる経営者を目指す青山学院MBA(3ページ目)

青山学院MBAは、一般的なビジネススクールの学びに加え、社会的責任と感性を持った卒業生を創出することに力をいれています。他のMBAとどのように違うのか、実際の学生生活などを、研究科長の高橋教授と在校生の翁様、渡辺様にお伺いいたしました。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


翁財将

仕事後の夜間に青山MBAに通う翁 財将様

■Flex-time MBA2年 翁 財将様

なぜ、他のMBAではなく、青山MBAを選んだのでしょうか?

青山MBAを選んだ理由は3つあります。
1つ目は立地です。都内の企業に在籍しながらスクーリングすることを考えると、仕事のパフォーマンスとMBAの学習効果の両立に焦点を置いた場合、効率性・合理性の観点から外せないポイントでした。

2つ目はベーシックカリキュラムが他校に比べ充実していると考えられたからです。ファイナンス・アカウンティング・経営戦略・人事組織・マーケティング・統計など、特に1年次は敢えて専門性を絞ることなく、ゼネラルマネジメントの基礎を網羅的且つ集中して学習することが可能なカリキュラムとなっていました。これはMBAに進学する動機に多く合致しました。

3つ目は加えて実践的なカリキュラムの充実も図っていると見受けられたことです。多くの国内MBA校が修士論文を課しているのに対し、青山MBAでは修士論文の義務は無く、代わりに実践的なプロジェクト学習に力を入れていることが知られていました。MBAでの学習をすぐに実ビジネスで活かすことを第一義にしていた私にとって、これは一番大きな選択のポイントでした。

青山学院MBAのよさは

進学して良かったと思う点はたくさんありすぎますね(笑)。敢えて2つに絞って言うならば、「風土」と「実践体験」ではないでしょうか。

1つ目の風土について、例えば、私は「誰から一番学びを得ましたか?」と問われたら、間違いなく「学生(同志)」と応えます。もちろん実務家出身とアカデミック出身のバランス良い講師陣に支えられた日々のカリキュラムで学ぶことは多いに充実しているというのが前提です。青山MBAには年齢・国籍・業界・役職さまざまバックグランドの多様性に富んだ学生がいます。学生の志は押し並べて高く、その多様な経験や視点から見た学生自身のインサイトや課題認識を共有する意識や、補い助け合う精神がとても高いため、カリキュラムが終わった後でも恒常的に学びが続きます。これはまさに青山MBAの風土と言えると思います。また、在学生・卒業生・講師陣との風通しの良さ、ノリの良さ、一体感も風土の特徴のひとつだと思います。在・卒業生と講師陣が一体となって、オフィシャルなシンポジウムやセミナー・勉強会の企画から、プライベートなイベントまで、学生主導で様々な取組みが行われています。他校に通うMBA生と情報共有をしたときも、この一体感は良く羨ましがられます。また、このような取組みは時代に敏感なものが多く、最近では「ソーシャル」「アントレプレナー」「グローバル」をテーマにした企画が多くなっています。

2つ目の「実践体験」については、在学中に得た体系的な学びを実践で試してみる場が用意されていることです。「体験的学習プロジェクト」と呼ばれるこのカリキュラムは、計7つの専門プロジェクトから選択することになっています。ちなみに私は2年次からマーケティング・プランニング・プロジェクトを専攻しています。コンサルタントの養成を目的としているこのプロジェクトでは、今回はプロスポーツ球団や民間スポーツ協会と産学連携し、マーケティング政策やグランドデザインを描きビジネスモデルを提案しています。1年次からの通常カリキュラムでは、講義・討論・ケースメソッド等を通じて理論・フレームを理解し、実際の企業の取り組みケースに適用しその成果と課題を見出す、さらにその取り組みからの考察・知見を理論・戦略フレームに再びフィードバックするということを中心に体系的に繰り返し学んできました。これを実経済社会の企業経営に対して実践的に応用してみることで、統合的な学習効果が得られたと考えています。また、私自身は元々人事組織分野で働く企業人ですが、青山MBAに進学することで新たに興味を惹いたマーケティング戦略プロジェクトを専攻したということは、専攻分野を1年次から絞らずに、学びの機会を広く最大限に得ることができるカリキュラムのメリットと言えるかもしれません。
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