iPod/iPhone対応
iPod対応ナビならiPodの選曲がナビのタッチパネルでできる
最近のAVナビのほとんどは、iPod/iPhone対応を謳っているが、機種によって対応具合は異なる。たとえば、iPod/iPhoneの音楽のみ再生可能なものもあれば、音楽だけではなくビデオの再生にも対応したものもある。購入の際は、このあたりをよく調べておきたい。またiPod/iPhoneの接続には専用ケーブルが必要なケースも多いが、ケーブルの価格がメーカーによって異なるので、iPod/iPhoneをカーナビに接続して活用しようと考えているなら、ケーブルの価格も調べておくべきだ。また最近はiPhoneアプリと連携するカーナビも出てきた。
VGA、QVGA
ディスプレイの画素数を表す表記で、これにより映像の表示能力がわかる。最近のカーナビの中~上級機ではWVGAディスプレイが使われているが、これはワイドVGAのこと。VGAとは横640×縦480個の画素が並んだディスプレイで、総画素数は約30万個。これがWVGAだと横が800画素に増え(縦は480でVGAと同じ)、総画素数は約38万個に増える。QVGAはクォーターVGAの意味で、横320×縦240=総画素数約7万5000画素と、VGAの約1/4の画素数。カーナビではEGAディスプレイを採用しているタイプもあるが、QVGAよりも画素数が少ない。車載モニターでは現在、WXGAが最も画素数が多く高解像度。これは横1440×縦900=総画素数約130万画素だ。
画素数が多いVGAモニターはきめ細かい表現ができる。PNDでもVGAモニター搭載機が増えてきた
VICS
VICSレベル3の表示例。道路の横に赤い矢印が表示されている箇所が渋滞中
ビークル・インフォメーション・アンド・コミュニケーション・システムのこと。渋滞などの交通情報をリアルタイムにカーナビに提供し、表示&案内できるシステムだ。VICS情報の提供方法は、FM多重放送を使ったもの(FM-VICS)と、光/電波ビーコンによるものの2種類ある。FM-VICSは標準装備しているものが多いが、ビーコンVICSは受信機が別売となっているものが多い。FM-VICSが提供するのは都道府県単位の広域の情報。対してビーコンVICSは提供される情報は狭域だが、区間ごとの所要時間など詳しい情報を受信できる。そのため、ビーコンVICSを加えておくと、渋滞を考慮したリルートを行うことができる。
ITSスポットサービス
以前はDSRCと呼ばれていたものが、名称変更してITSスポットサービスに変わった。ITSスポットは、高速道路を中心に現在、約1600カ所に設置。ETC同様の高速&大容量通信を使って、クルマに安全運転支援などの情報を提供する。この情報を受信するには、対応カーナビが必要。市販の対応カーナビは主に、別売のDSRCユニットを追加することで、ITSスポットサービスが受けられる。DSRCユニットはETCユニットとも兼用できる。