設備機器・建材のアップダウンはココを再チェックする。 

設備機器の価格は表示価格だけを見て自分で予算内だと考えていたら、工務店の見積りを見たら予想以上に高かったということもあります。それは商品価格は安くても意外に取り付けに手間がかかったり、割引率が商品によって違ったりすることがあるからです。設備機器、建材での価格アップダウンは次のことに注意することです。

・キッチン
本体のレイアウトやサイズで基本の価格が決まり、扉の素材、機器のオプションによってアップダウンします。特に扉の面材によって大きく違ってきます。

・バス
近年は在来でつくるよりシステムバスが主流です。バスルームの広さ、浴槽の素材や機能、床・壁・天井などの内壁のグレードによって大きくアップダウンします。

・トイレ
トイレは便器・便座一体型のタイプと便器と便座を組み合わせるタイプの2つがあります。近年は便器と便座の一体型が主流です。価格は便器と便座のそれぞれの機能によってアップダウンします。タンクを無くしたものはコストがアップし、タンクのあるタイプは安いです。

・床材
床材は積層合板と無垢材に分けられ当然無垢材は高いです。積層合板であっても幅広いものや性能の高いものは価格も高めです。仮にネットで安い無垢材を見つけたとしても張り手間が高いので注意することです。

・壁材
最も安いのがビニルクロスですが、近年は珪藻土に人気が集まっています。左官屋さんがコテを使って作業をするのであたたかみもあり、又珪藻土は吸湿性もあるので湿気の多い日本の風土に適しているとも言えます。

・窓
サッシはアルミ製と樹脂製の他に、外側はアルミで内側は樹脂の複合タイプがあります。断熱性を高めたLow-E複層ガラスや防犯ガラスの組み合わせによってもコストはアップします。一般的にはアルミ製で複層ガラスが主流です。

・玄関ドア
素材はアルミやステンレスなどの金属製と木製です。扉の大きさ、デザイン性、機能性によって価格のアップダウンに大きく影響します。機能性とは断熱性や防犯性などの機能が高いものです。


ガイド佐川旭のアドバイス 

設備機器や材料を選ぶ際、コストは最も重視するでしょうが、やはりデザインや機能性も重視するでしょう。しかし次のような視点も考慮しておくといざというときに助かるかも知れません。

例えば、1階のトイレはタンクレスにして2階はタンクありにしておく。万一水道が止まった時にタンクの水が使えます。キッチンをIHなどにしたら、浴槽のほうはガスにする。ひとつのエネルギーに頼らないことが大切です。壁の仕上げもはじめは塗り壁にしておき、10年後にはその上から紙クロスやビニルクロスを貼るといったことも可能です。また、窓ガラス西側のみは遮熱タイプのガラスにするといった具合にその家の配置や間取り、また生活スタイルに応じた考え方を採り入れて選んでいくことも大切です。満足の得られるコストのかけ方をすることがポイントです。
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