注文住宅/建築費用・見積りの読み方を知る

予算オーバー!どうすればいいの?(2ページ目)

家を建てた人の話を聞くと多くの人が予算オーバーをした話をします。その原因はお金の仕組みをよく理解していなかったから。お金の仕組みとは建物の工事費や付帯工事、諸費用などのことでそこをよく理解していなかったということです。では、はじめにその仕組みを押さえておきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

どこをチェックする 

注文住宅で設計の自由度が高ければ高いほど予算は膨らみます。したがって、やや余裕を持った予算計画を立てておくことです。しかしそうは言っても最後は50万、100万円のダウンをしなければ予算内に収まらないというのが現実的な話です。それではどこをチェックすればコストダウン出来るのかを考えていきましょう。


間取りでコストダウン!

・プランに関して
やはり一番のコストダウンは延床面積を抑えることです。間取りを考えるのは楽しいもので、つい予算が頭から離れてしまいがちです。はじめの第一歩は延床面積の絞り込みです。

・吹抜けを作ると安くなるの?高くなるの?
リビングやダイニングに吹抜けを作ると床面積は減りますからコストはそのぶん下がります。しかし、その床面積がまるまるコストダウンになるかといえば、そうではありません。吹抜け部分の作業は高所になるので、そのぶんの足場台や作業時間が多少のコストアップになります。


考え方でコストダウン!

・エアコン
建物の竣工時が夏を迎える時期なのか、それとも冬を迎える時期なのか。竣工時にあまりエアコンを使う時期でなければ予算から外してシーズンオフの購入やボーナスが出た時に購入して取り付けをする方法もあります。ただ、ダクトの穴や専用コンセントはあらかじめつけておきましょう。


外装の仕上げでコストダウン

・塗り壁から→サイディングへ
塗り壁は湿式でサイディングは乾式工法です。つまり水を使った工法と水を使わない工法です。サイディングの方が職人の仕事ムラがなく、コストも高くはありません。しかしながらコーキングの劣化で10年~15年の間にメンテナンスが必要になります。近年は塗り壁とサイディングはそれほどコストは変わらなくなっています。

使用する材料に幅があるのでしっかりと比較しましょう。


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