3/3 三鷹にこの店あり！ネパール料理「ヒマラヤ」 [エスニック料理] All About

本領を発揮するときを願っている

カレーソースがかかった豆のお好み焼き「ウォー」

ネワール族の兄弟でチカラを合わせてオープンした「ヒマラヤ」は、4年前に誕生した。料理を手掛けるのは、ネパールのタミル地区の5つのホテルで腕をふるっていた男性だ。普段は、ホテル出身とかあまり気にしないワタシだが、この店の料理を口にしたとき、料理人の経歴に思わず反応してしまった。というのも、ネパールの家庭で口にする料理と比べると、明らかにきれいにまとまっているからだ。

この店では、辛さと塩分を日本人向けに控えめにしているそうだが、そうすることで、より一層そんな印象が強調されているように感じられる。個人的には、辛さを少し強めにしたほうが、この店の料理がより楽しめるのではないかなぁ？などと思い、いつも辛さを強めてもらっているのですが……。

駅からは正直遠く、用がなければなかなか訪れる場所ではないだろう。しかし、中央線にもさまざまな意味で心地よいネパール料理店があるのだということを、頭の片隅にでもとどめておいていただけたら嬉しいものだ。いまは客の大半がインド料理を注文するようだが、これからネパール料理好きが増え、料理人が現地の味を再現し、今以上に本領を発揮するときがくることを心待ちにしている。

三鷹にこの店あり！いつまでも地元民に愛される店でありますように……。
そう願うばかりである。