PSVitaって何?
あまりに色んな機能があるため、一言で説明するのはすごく難しいんです。
当然、PSPの後継機だという話をするわけですが、その次に来るのが「へー、で、Vitaって何が面白いの?」という質問。そこで、やや困ります。というのも、面白くなりそうなことはいっぱいあるんですが、たくさんの機能を並べ立てて話をしても、中々理解はされないでしょう。むこうもそんないい加減な質問をするぐらいですから、こまごまとした説明が欲しいのではなくて、分かりやすい解答がポーンと返ってくることを期待しているはずです。
PSVitaというハードは現時点において、一言でこういうハードであるという説明の仕方が非常に難しいハードです。しかしそれが、ソニーコンピュータエンタテインメント(以下SCE)のスタイルであるとも言えます。
完全武装のPSVita
全方向に対して完全武装状態のPSVita
まず、性能が格段に上がりました。また、今まで無かった右側のアナログスティックが搭載されます。ファースト・パーソン・シューティングや、アクションアドベンチャーゲームなどが快適に遊べるようになり、PSPが弱かった海外市場を積極的に狙っていくことが考えられます。
通信機能もパワーアップしています。通信手段としてWi-Fiだけじゃなく3G搭載モデルが用意されました。オンラインでの対戦や協力プレイなどのサービスも積極的にされていくでしょう。Wi-Fiや3Gを使ってユーザーの位置情報を検出し、物理的に近くにいる人のお気に入りのゲームが分かったり、アイテムなどのデータ交換ができるnearというシステムもあります。
他にも、前面と背面の両方に装備されたタッチパッド、カメラを使ったAR機能、モーションセンサーだってついています。もちろん、音楽や動画、写真の鑑賞と管理、インターネットブラウジング、SkypeやTwitter、ニコニコ動画などのソーシャルネットワークサービスとの連携。ロンチタイトルにはパッケージゲームだけでなくブラウザ三国志などのソーシャルゲーム、本体にはファミリーを意識して簡単に操作が学びながら遊べるウェルカムパークを内蔵。挙げればきりがないのですが、本当にありとあらゆる方面に手を伸ばしている印象です。
問題は、こういった多彩な機能をまとめ上げる1つのコンセプトとは何か、という点です。