B級グルメの宝庫 名古屋近郊・東三河エリア
名古屋から電車や車で1時間ほどでアクセスできる東三河エリア。豊橋や豊川など、関東方面からなら、名古屋に着く手前で途中下車して立ち寄れるエリアです。海、山、温泉と自然の恵みも豊かなこの地域は、実はご当地B級グルメの宝庫。古くから親しまれているものから話題のニューフェイスまで、バラエティに富んだ味を楽しめます。
■ 豊川いなり寿司
日本三大稲荷のひとつ、豊川稲荷で古くから親しまれているいなり寿司。いなり寿司自体は全国各地で食べられますが、ここ豊川では、オーソドックスなものから意外な具を盛り込んだ創作系まで、市内の約90店舗でバラエティに富んだいなり寿司が食べられるんです。
具はうなぎの蒲焼き、味噌カツ、桜えび天などなど。中でも一番の変わりダネはおきつねバーガー。何と油揚げをバンズの替わりに使い、ヒレカツをサンド。タレをつけてあぶった油揚げが香ばしく、サクッとした食感が小気味いい。一見、ウケ狙いのようですが、かなり満足度の高い一品です。
■ 豊川いなりうどん
「すずわ」の豊川いなりうどん・かけ700円
麺+もち+揚げの組み合わせはありそうでなかった組み合わせ。いなりに特製のタレを塗ってあぶってあるので、香ばしさが漂い、きつねうどんとも力うどんとも違う独自の魅力を生み出しています。
■ 豊橋カレーうどん
豊橋市で2010年4月に誕生した創作うどん。カレーうどんの下にとろろご飯が隠れていて、前半はカレーうどんを普通に味わい、後半はとろろご飯をからめて2つ目の味を楽しめるというユニークなうどんです。
採用しているお店は市内約50店舗。「自家製麺を使う」「カレーうどんの下にとろろご飯を入れる」「豊橋産うずら卵を乗せる」という条件を満たせば、アレンジは自由。焼き鳥やちくわ、チーズなどの具が乗っているものもあり、店ごとに創意工夫を凝らしています。
このカレーうどん自体は町おこしを目的に新たに作られたもの。しかし、そのベースにあるのは豊橋市のうどん店が自家製麺100%(!)といううどん処であること。“讃岐や吉田にも負けないうどんの町の実力を知ってもらいたい!”という熱い思いから生まれているんです。2人以上で行った場合は、1人はカレーうどんを、もう1人はノーマルなうどんを注文して分け合えば、豊橋のうどんの新たな魅力と、本来の実力を合わせて堪能できることでしょう。
東三河エリアのB級グルメはまだまだあります。