待望のハイブリッドモデル
アルファード/ヴェルファイアに待望のハイブリッドモデルが追加された。初代アルファードは、デビューから1年少しでハイブリッドが加わったが、モデルチェンジを機に絶版に。ようやくお目見えというのが先代ユーザーならずとも思うところだ。まずは最注目のハイブリッド版について触れたい。「TOYOTA Hybrid System2」と呼ぶシステムはエスティマハイブリッドと同じで、エンジンは2.4Lの直列4気筒を搭載する。ニッケス水素バッテリーをセンターコンソール下に内蔵し、リヤモーターが後輪を駆動するというシステムも同様だ。ハイブリッドモデルの発売は11月21日だからレポーターもまだ試乗できていないが、エスティマハイブリッドから想像すると必要十分なトルクとパワーが期待できるし、センターコンソールの収納性を別にすればガソリン仕様とそれほど遜色のない居住性も確保されているはず。
もちろんEV走行モードも用意され、アイドリングストップとともに、100%ガソリン車よりも高い静粛性を味わえる。また、シートとフロントフロアカーペットの一部に植物由来のエコプラスチックを採用している。従来のバイオプラスチックよりも耐衝撃性、耐熱性が向上しているという。
10・15モード燃費で19.0km/L
注目の燃費は10・15モードで19.0km/L、JC08で17.0km/L。ガソリン車は3.5Lが9.5km/L/9.3km/L、2.4Lが11.6km/L/10.8km/Lだから、燃費のアドバンテージは比較にならないほど大きい。ラージサイズ・ミニバンでネックなのは、その大きさと重さゆえの燃費だが、アルファード/ヴェルファイアならかなり払拭できるはず。気になる走りや実燃費は機会があれば報告したい。次ページは、マイナーチェンジの中身について