ボランティア/良い社会を作るために

偉大なるエコセレブ マイケル・ジャクソンの足跡(4ページ目)

突然の死を遂げたマイケル・ジャクソン。マイケルは、音楽のみならず、社会のために、弱者のために起こしたアクションでも大きな功績を残しています。その偉大なる足跡をたどってみましょう。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

阪神大震災に被災した小中学生のために楽曲を提供

マイケルは日本が大好きだったとも言われていますね。なんか、うれしいですよね。

マイケルは日本が大好きだったとも言われていますね。なんか、うれしいですよね。

マイケルが心を砕いていたのは、世界中の子どもたちのことでした。子どもたちが、安心して暮らせる平和な世界を作りたいとマイケルは考えていたようです。ヒール・ザ・ワールド基金ももちろん、子どもたちのために設立しています。

そのまなざしは、戦火や貧困に苦しむ途上国の子どもたちだけにむけられていたわけではありませんでした。

日本に初来日した1987年、群馬県で起きた男児誘拐殺人事件のニュースを聞き、心を痛めたマイケルは、兵庫県西宮市の西宮スタジアムでのライブで被害者の少年への哀悼のメッセージを送っています。ご家族に直接会うことを望んだそうですが、スケジュールの都合上、それはかないませんでした。2006年の来日時には、3人のお子さんと共に児童養護施設も訪問しています。

また、1999年には、阪神淡路大震災で被災した小中学生への支援として、TOKIO 、キンキキッズ、V6で結成した"J-FRIENDS"の活動にも共感し、"People Of The World"という曲を提供しました。秋元康さんがてがけた日本語訳と優しいメロディで、神戸の子どもたちにマイケルの思いを届けました。ぜひ、マイケルが歌っている原曲を聴いてみたいものです。

ほかにも、同時多発テロ被災者支援のために、マライア・キャリーなどと共に歌った"What More Can I Give?"を作っています。さらには、リリースはされなかったものの、ラッパーのカニエ・ウェストと共に録音した"I Have This Dream"は、ハリケーンカトリーナの救済基金のために作られたチャリティソングでした。

これを見てもわかるように、音楽を通して支援をする、音楽家として、とてもまっとうな社会貢献を行っていたわけです。

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