ドイツは治安が良い国?

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ドイツは治安が良い国ですが油断は禁物。大都市の人が集まる場所では気を引き締めて!写真はドイツの首都ベルリンのポツダマー・プラッツ周辺

ヨーロッパ諸国のなかでは治安の良い国といわれているドイツ。「秩序の正しさ」はドイツの特徴でもあり、それはガイドも日々実感しています。ですが、安全な国とはいえ油断は禁物。他の国と同様、空港や駅、ホテルや観光地など、各国から大勢の人々が集まる場所はスリや置き引きなどの多発地帯。「人が集まる場所では防犯意識アップ!」を心がけて、安全なドイツ旅行を楽しみましょう。

犯罪の傾向と対策

ドイツの犯罪件数を都市別でみてみると、多い順からフランクフルト、ハノーファー、ベルリンとなっています(2010年度)。欧州を代表する国際空港があるフランクフルトをはじめ、やはり大都市での犯罪率が高いのは世界共通ですが、これらの街が危険かというとそうとも言えません。旅行者が遭うトラブルで多いのが、空港や駅でおきるスリや置き引きなどの軽犯罪。犯罪の傾向を事前に知って、基本的な注意をしていれば未然に防げるものがほとんどです。

■スリ
電車やバス、観光名所といった人混みの中や、デパートや市場などで買い物に夢中になっている間に財布や貴重品を抜き取られるケース。

対策:貴重品はホテルのセーフティボックスへ。現金は必要最低限だけをいくつかに分けて持ち、外側のポケットには入れない。人前で多額の現金を見せない(支払い時やATMでも注意)。高級ブランドのバッグを持ち歩かない。リュックサックは背中でなく前で抱え、ショルダーバッグは斜めがけにする。

■置き引き
空港や都市の主要駅、ホテルなどで複数の荷物を持っている時や、レストランやカフェなどの飲食店で発生件数が多い置き引き。街で話しかけられた隙に別の仲間が荷物を持ち去るというケースも。

対策:荷物は体から離さないこと。チェックイン時や食事中も荷物は目の届く場所へ置いて注意をそらさない。街で話しかけられたらまず荷物をガードしてから対応する。

■車上狙い
レンタカーで観光する際に注意が必要なのが車上狙い。窓を割られて車内の荷物を盗まれるケースがあります。

対策:できるだけ人通りの少ない場所や暗い場所での駐車は避ける。施錠を確実にし、窓から見えるところに荷物を残さない。

被害にあってしまったら

もしもスリなどの犯行中に気がついた時は、大声で「ディープ!(泥棒)」と叫びましょう。盗難を未然に防げる可能性があります。運悪く、気がついたら荷物がなくなっていたという場合は、落ち着いて警察に届けましょう。一人で困難なときは、周囲の人々に助けを求めましょう。ドイツ人は無愛想に見えても親切な人が多く、困っている人がいれば助けるのがあたりまえ。きっと手を貸してくれますよ。

パスポートの再発行や旅行保険の請求の際には警察で発行してもらった盗難証明書が必要になります。万が一の場合に備えて、パスポートと航空券のコピー、写真2枚(パスポートの再発行に必要)、トラベラーズチェックやクレジットカードの番号控えなどを事前に準備して持っていくと安心ですね。

■緊急連絡先
警察:110
救急車:112
在ドイツ日本大使館(ベルリン):030-210-940

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。