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新卒派遣で働くという選択も

新卒学生の就職環境は厳しい状況が続いています。2011年3月卒の大学生の就職内定率が過去最低だったのに続き、2012年3月卒の新卒求人倍率は2011年3月卒より低い水準です。2013年3月卒の学生も、震災や採用選考時期の見直しなどがあり、見通しを立てにくい。

近年、学校を卒業してすぐに派遣で働き始める人も増えています。新卒未就職者の支援に積極的に乗り出す派遣会社も出てきました。


「新卒派遣」の仕組み

派遣会社による新卒学生の卒業後の就職サポートを、「新卒派遣」といいます。「第二新卒派遣」も出てきているので、ここでは新卒派遣・第二新卒派遣をまとめて新卒派遣とよぶことにします。新卒派遣には、おおむね次の特徴があります。

  • 学校卒業後、就職経験がない(少ない)若年層が対象
  • 派遣会社による研修やキャリアカウンセリングがある
  • 紹介予定派遣の仕組みを使って、派遣先に就職できる可能性がある

派遣会社によって、研修期間中の雇用形態(契約社員か派遣社員か)や研修費用の自己負担の有無など、さまざまな違いがあります。研修は、社会人の心構えやビジネスマナー、OAスキル等、就労前教育が中心で、この他に、面談やキャリアカウンセリングが行われることも少なくありません。

初期教育の段階が終わると、紹介予定派遣として派遣先で働くようになります。紹介予定派遣では、本人、派遣先企業双方による最長6カ月の判断時期をへて、派遣先で就職するか、ふたたび仕事を探すかを選択します。
 
日本企業には、新人を自社で育てる風土が強いという特徴があります。しかし、元来、専門的なスキルをいかした働き方とみなされてきた派遣スタッフには、経験者が多く、初期教育は充実していませんでした。新卒を受入れ就労に結びつけるために、新卒派遣では、通常派遣よりも教育に重点がおかれています。

新卒派遣と類似のサービスで、最近増えているのが、都道府県などが実施する新卒未就職者の就労支援事業を派遣会社が受託するケースです。就労支援事業の内容は、新卒派遣のプログラムとよく似ています。


新卒派遣からのキャリアづくりのヒントは、次ページにて。