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パリらしくない街と言うけれど…!

パリらしくない街と言うけれど…!かつてブドウ畑とワインの貯蔵倉庫が並び「パリの田舎」と呼ばれていたベルシー地区の再開発「ベルシーヴィラージュ」はやっぱりパリ、生活雑貨を探すには便利かも…!

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

パリのおしゃれスポット「Bercy Village(ベルシーヴィラージュ)」

パリの土、日曜日のおいいしいレストランの予約はなかなか取れないのが実情です。今回もお目当てのレストランの予約が取れず、日曜でもオープンしている新しいパリのおしゃれスポット「Bercy Village(ベルシーヴィラージュ)」を探検してみました。

洒落たテントが羽ばたくショッピングモール

石畳にワイン倉庫時代の古びたレール、洒落たテントが羽ばたくショッピングモール

メトロ14 号線 Cour St-Emilion(クール サンテミリオン)の駅を降りるとすぐに、石畳と緑、小さな屋根がつづく絵本の世界のような景色が目に入ります。このモールが「Bercy Village(ベルシーヴィラージュ)」です。確かにパリらしくない…!他のエリアとは明らかに違う雰囲気を持っています。古い街並みに現代的なショップが並ぶ、ブティック、カフェ、雑貨ショップ、奥にはシネマ・コンプレックスもあり、昼となく夜も楽しめる、パリの人々の日常があります。



世界一のワイン貯蔵庫だった!

古い煉瓦づくりの建物はすべてがショップ

古い煉瓦づくりの建物はすべてがショップ

かってこの地“ベルシー”は、パリ市に属さないぶどう畑とワインの貯蔵庫が並ぶ「パリの田舎」といわれていたそうです。18世紀から建てられたワイン倉庫ではセーヌ川の船から運ばれたワイン樽の瓶詰が行われ、世界一の規模を誇ったそうです。1960年頃から、ワインの品質を保つために、それぞれのシャトーで瓶詰めされるようになり、この町は急速に衰えていったと言われます。そして、残されたのはいくつもの貨車の線路と使われなくなった無数の倉庫。1979年から再開発がはじまり、2001年から今のショッピングモールに…



パリの日常があるショッピングモール

コテ・メゾンのショップ内部

コテ・メゾンのショップ内部

C?t? Maison(コテ・メゾン)

コテ・メゾンの外観













スーパーmonop store(モノップ・ストア)、雑貨のCôté Maison(コテ・メゾン)、コスメのSephora(セフォラ)、ファションのAgnes B.( アニエス・ベー) など一通り揃っているので、日曜にショッピングしたい人にはオススメのスポットになります。もちろんワイン倉庫と繁華街としての歴史があるので、レストランやワインバーが充実しているのもベルシー・ヴィラージュの魅力になります。コテ・メゾンは雑貨だけでなく地下階には家具もセッテイングされていました。


日本からの数人の若者たち食したのは…。となんと不埒な!フランスワインではなく、何種類ものブリティシュ・ビールとフィッシュ&チップスとコテコテのハンバーガーでした。パリの若者たちであふれるビアレストラン、これもパリの現実です。


<DATA>
Bercy Village(ベルシーヴィラージュ)
最寄り駅 メトロ14号線 Cour St-Emilion(クール サンテミリオン)
営業時間 11:00 ~ 21:00 / 無休



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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