川口市との境界近くで再開発計画、
古いアパートなら手頃な物件も
小規模な分譲マンションと古い賃貸マンション、ビル、駐車場が入り混じる駅近くの風景
利便性の高い場所ではありますが、駅周辺にはさほど空地はなく、住宅自体はあっても賃貸、既分譲という物件が大半です。新築マンションでは、これまでの分譲もそうでしたが、総戸数100戸を超す物件はさほど多くはなく、大半は70~80戸くらいまでのものです。今後も駅から10分圏内では中小規模の供給が中心になるでしょう。
ただし、前述した川口市との境界辺りでは現在川口市の土地区画整理事業が行われており、規模の大きなマンションを始めとする住宅供給が行われる予定があります。駅からは歩いて10分ほど。住宅のみならず、地域全体が整備される計画なので、動向に注目したいものです。
中古マンションは駅から徒歩10数分以上、築30年以上という、やや条件の良くないる物件が多く、その分価格は70平米前後で1000万円台という例も。しかし、築30年近くになると、50~60平米の物件が中心になるので、ファミリーにはいささか狭く思えるかもしれません。もう少し駅に近い、徒歩10分前後、築10~15年の物件であれば、3000万円前後から探せます。
駅から徒歩10分内と駅に近い建売一戸建てのチラシが電柱に。この街では比較的こうしたチラシを見かけることが少なかった
一戸建ては新築建売で2000万円台から5000万円オーバーまで、価格幅大。距離と立地で大きく異なります。マンションに比べ、一戸建ては地形、地盤の影響を直接に受けますから、価格だけでなく、その場をよく見て、調べる必要があるのは、前項で書いた通りです。
駅から近くても古いため、手頃な物件も多数
賃貸ではマンションがワンルームで6万円前後、2DKが7万円~、3DKで10万円といったところ。このエリアに多い、古いアパートであれば単身者向きの間取りで5万円以下もあり、借りやすくなります。ただし、駅周辺なら良いものの、徒歩5分以上離れると、商業施設はほとんどなくなるため、帰宅が遅くなりがちな人にはやや不向きかもしれません。
平日9時台には少なくなるが、早朝から通勤時間帯には始発のある南浦和駅。通勤は毎日のことだけに、座って通えるのはなにより
足回り、生活の利便性は高く、少し離れると緑も多い南浦和。のんびりした雰囲気の場所で、でも日常的には利便性を享受したいという人なら一度訪れてみてください。
*記事中で作成した地図は
グーグルアース、
ゼンリンの地図情報の上に
東京地形地図を載せ、さらに記事中に必要な文字などを追加したものです。